最近、仲の良い女の子から「友達と同じ人を好きになってしまったのだけれど、どうすればいいと思う?」という甘酸っぱい相談を受けました。本当にありがとうございました。
早いもので、もう9月ですね。夏の終わりというものはいつになっても寂しいものです。
僕は、この時期になると決まって既視感が多くなります。
原因は不明ですが、おそらく夏の疲れ、はたまた過去の強い記憶が要因になっているのだと思います。それはまるで人生無限ループのよう……。
で、ふと考える。
「もし今の僕が、人生をやり直すために未来からやってきたのだとしたら?」
これは人生のお話。
人間は「後悔する生き物」です
この言葉に出会ったのはいつだったかな。もう忘れちゃったけど、ずっと忘れられない言葉。
"きっとお前は十年後に、せめて十年でいいから戻ってやり直したいと思っているのだろう。今やり直せよ。未来を。十年後か、二十年後か、五十年後から戻ってきたんだよ、今"
別に「タイムマシーンで過去に遡れる!」とか、「今の自分が体験している出来事は本当に初めてなの?」とか、そういうオカルト染みたことを言いたいんじゃありません。
人間ってのは、後悔をする生き物。自分自身、何度も自分の選択を、人生を、後悔して生きてきました。
5年前のことを振り返って「あぁ、あの子に好きって伝えておけばよかったな」なんて思ったり、つい昨日の出来事を思い出して「もっとうまく言えただろう……」なんて感じてしまっている。
きっと、いつになっても「ウワァ!もっと勉強しときゃよかった!」「おぉぅ!もっと恋愛したかった!」「あのときもっと仕事に打ち込んでいれば!」とか思うのでしょう。
いつだって自分が一番若いのは今。まぁ、それはその通りなんだけれど、どうにも実感もわかないよね。
「今の自分」を置き去りにしている
後悔するのは自由だし簡単ですが、残念ながら今の科学力では過去を改変することはできません。タイムリープも、時間跳躍も、過去の自分にメールを送ることもできないのです。
未来を変えたいなら「今この瞬間から」しか変えられないんですよね。それはわかっているのにどうしても過去に目がいってしまう。
過去や未来にとらわれて、今を生きることができていないのですよ。
結局、人生について思い悩む人は「今の自分」を置き去りにしているだけ、なのかもしれません。
心と体は常に一心同体
心と体は一心同体。常に同じ時、同じ場所になくちゃなりません。
自分は「今このときこの場所」にいますよね?
ところが、「過去」を後悔したり、「未来」ばかりを気にしていたら心だけがすっ飛んでいっちゃうんです。
これじゃ、辛くても当たり前。心と体が一緒にいないから。「今」の自分を置き去りにしてるから。
心がゴネるの
「頭ではわかってるの。でも、心がゴネるの」
ま、これはしょうがない。人間だもの。
過去の出来事や将来に対する不安、こういったもので心が支配されるのは仕方のないことです。
だからこそ。
今を大切にするために、この言葉をずっと胸に刻み続けるんです。
"きっとお前は十年後に、せめて十年でいいから戻ってやり直したいと思っているのだろう。今やり直せよ。未来を。十年後か、二十年後か、五十年後から戻ってきたんだよ、今"
たぶん、未来で過去を後悔して「今」に戻ってきたんです、自分は。二度目の後悔をしないように、人生をやり直しにきたんです、きっと。
って思い込んでれば、もっと思い切って行動できると思うんですよ。
過去へようこそ! さぁ、未来へレッツゴー
未来っていうのは、とどのつまり「今・現在」の積み重ねです。延長線上にあるものです。
とはいえ、やりたくないことを続けられるほど人間はうまくできちゃいません。
目標やゴールを設定して行動することは大事ですが、心が未来にばかりいってしまうと現状の自分とのギャップに落ち込み継続が続行不能になっちゃうことも。
逆に、未来のビジョン(過去の反省等含む)を持ちつつも、今やるべきことに集中すればおのずと道は開ける、って感じですかね。
家族がバラバラの人生をやり直すために未来からやってきたのかもしれませんし、消極的で行動力のない人生をやり直すために未来からやってきたのかもしれません。
はたまた、未来で世界から消え去ってしまう友人に会いに来たのかもしれないし、最愛の人に愛を伝えるためにやってきたのかもしれない。
未来で後悔しないためにも、過去で時間や人を大切にするためにも、「今」をやり直さなくちゃいけない。きっとそう思って戻ってきたんでしょ?
「過去には戻れます。……が、これまでの記憶は一切消えます。それでもあなたは過去に戻りますか?」って聞かれて、きっとあなたは「Yes」って言ったんでしょう。
そこまでして変えたかった未来ってなんでしょう? 記憶を失ってまでやり直したかった過去はなんでしょう?
今、やり直しましょう、未来を。
……と、昨日視聴した『もしも昨日が選べたら』を見て思いました。
出世=家族の幸せと考えるマイケルは、愛するドナや二人の子供と過ごす時間よりも仕事を優先させてきた。そんなある日、電化製品だけでなく人生さえも自在に操れる夢のような"万能リモコン"を手に入れる。そのリモコンで家族との面倒な時間や、出世までの道のりを早送りするマイケル。すべてが夢に見た通り、面白いように人生が進んでいく。しかし、早送りしたことで失われた時間の代償は大きかった…。果たしてマイケルは、本当の幸せをつかむことが出来るのか!?
本当の幸せってなんなんすかね、みたいなので悩んでた僕にとってはかなり刺さった #もしも昨日が選べたら
— あめのは (@ameyohure) 2017年9月4日
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