ライフスタイル

自分がHSP(とても敏感な人)と気づけたおかげでめっちゃ楽になった件

2019年9月30日

HSP(Highly Sensitive Person)は直訳で「とても敏感な人」。

生まれつき他人の感情や周囲の環境の変化に敏感であるために、以下のような特徴があるとのことです。

  • 他人の感情に左右される
  • ちょっとしたことですぐ疲れる
  • ささいな一言でめっぽう落ち込む

はい、思いっきり自分のことですね。

そもそも、どうして「自分がHSPではないか?」と思ったのかというと、

『そういえば、みんな歩いてて人とすれ違うときってどこ見てんだ? まっすぐ? チラ見? 地面? あれれ?』

ってなって、ネットで調べてたら『お前、もしかしてHSPじゃね?』というメッセージに突き当たり、

何の気なしにHSPのチェックリストを試してみたら、27個中26個当てはまっていて、

noteで見つけたHSPの漫画を眺めてたら、『あれ、ワイかな?』ってなって、

なんていうか、『他にも悩んでる人、いたんだなぁ』って思ったらめっちゃ楽になったので、ありがとうって話です。

HSPは5人に1人の割合で存在する

HSPの概念はもともと、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士の著書『The Highly Sensitive Person(世界17ヵ国にて発売中のミリオンセラー)』で提唱されました。

HSPは病気や病名というわけではなく、あくまでその人が持つ「気質」を表している、ということらしいですね。

アーロン博士の研究によると、およそ5人に1人がHSPである、との結果が出ているようです。

繊細さん診断テスト

次の質問に、感じたまま答えてください。少しでもあてまはまるのなら「はい」と答えてください。まったく当てはまらないか、あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

  • 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  • 他人の気分に左右される
  • 痛みにとても敏感である
  • 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  • カフェインに敏感に反応する
  • 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
  • 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
  • 騒音に悩まされやすい
  • 美術や音楽に深く心動かされる
  • とても良心的である
  • すぐにびっくりする(仰天する)
  • 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  • 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  • 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  • ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつける
  • 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  • あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
  • 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  • 生活に変化があると混乱する
  • デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  • 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  • 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
  • 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

以上の質問のうち十二個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合が極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。
 
出典:講談社『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』

HSPの特徴

完全に自分はHSPだな、という確信が持ててしまったので、ここからは「僕がHSPである」という前提でお話ししていきます。

他のHSPの方がどうかは知りませんが、僕はこういうことが多いよ、という例も含めて。

↓HSPの特徴ざっくりまとめ

  • 涙もろい
  • 音に敏感
  • 驚きやすい
  • 痛みに敏感
  • 想像力が豊か
  • 衣服の肌触りに敏感
  • 暴力的な描写が苦手
  • 香水などの匂いに敏感
  • 他人の感情に流されやすい
  • ひとりになりたいと思うことが多い

1.ひとりの時間を好む

自分の時間を確保すること、とっても重要ですよね。それも、自分の中でトップクラスの優先順位の高さじゃないですか?

感受性が強すぎるのか、人がいるところ——そうじゃなくても刺激がある場所はちょっと辛い。とにかく、ひとりになりたい。

無意識のうちにあちこちにアンテナを張って情報を仕入れちゃうので、勝手にしんどくなっちゃうんですよね。

別に人が嫌いなわけじゃない。ただ、疲れちゃうんですよ。わかってくれ。

2.音、匂い、感触などに敏感

音や匂い、視覚情報、感触といった刺激に敏感!

原因としては、危険を察知する神経系の働きが活発だから、だそうですよ。

僕の場合は、耳と目が特に敏感みたいです。基本的にうるさいのは好かないですし、耳栓はいつも常備してます(耳栓ないときはインナー型のイヤホン

人混みとか、激しい点滅とかも頭くらっと来るときがありますね。その感覚はそれでおもしろいんですが、あんまり調子乗ってると立てなくなります。

電車乗るときも音漏れめっちゃ気になります(イライラというか、気持ちが悪くなる)し、同じ車両に喫煙者がいたらすぐわかる。

幸い、僕は自営業なので、普段活動するときは人が少ない平日を選び、土日祝日は家にこもってます。

ちなみに、部屋に時計は置いていない(秒針がうるさい)。耳栓をしていて自分の心臓音さえうるさく感じるときは、イヤホンで自然環境音(特に雨の音)を聞いてます。

3年ぐらい前に書いた音楽を聴かずにイヤホンするよね?って記事のコメント欄では見事に精神異常者診断が下ってますが、実はHSPだったんですね。なんかめっちゃ合点がいきました。

音楽を聴かずにイヤホンするよね?空イヤホンをしている3つの理由

3.空気が手に取るようにわかる(読める)

場の雰囲気というか、人の感情というか、そういったものが異様に読めちゃうんですよね。

『あ、今はあんまり喋らないほうがいいな』
『この人は今こういうことを考えているな』
『きっとこの人はこう言ってほしいんだろうな』
『ちょっとこの人は気分が悪そうだから、こっちよりこっちの言葉を使おう』

という風に。実際は、もっと多くの考えやプランがコンマ数秒の間にバッと頭の中に広がって、それを瞬時に選び取ってる感じですね。

まあ、そういうこと考えている間に、『結局なにも言わないほうがいいわ』ってなって、いつもただ黙ってるやつになっちゃうんですけど。

感受性が高いというのはメリットでもあって、チームの円滑剤としての役割は超得意です。

それぞれの微妙なバランスを感じ取れるので、チームの士気管理や今後の方針を決めるのにはもってこいの気質なんですよね。

僕は最近あえて周りからの情報を無視して行動してるんですが、結局その「相手が言ってほしいことがわかっているのに、あえてそれを言わない自分」に罪悪感を覚えてしまって、うわあってなってて、なんだか本末転倒ってことが多いです。こればっかりはしょうがないですね。

「コミュ力がある人見知り」というヘンテコな評価を受けることもしばしば。

4.いい意味でも悪い意味でも影響を受けやすい

影響を受けやすい、これはメリットでもあり、デメリットでもあります。

同じ空間に怒っている人がいれば血圧が上がるし、不安になってる人がいるとこっちまで不安になってくる。もらい泣きはデフォルト。

気持ちのいいアクション映画を観たあとは、自分もかなり気分が上がるし、暴力的なシーンなんかはもうなんていうか、ヒエってなる。とにかく、ヒエってなる。

その分、集中力の高い人が近くにいれば自分も集中力を発揮できるし、頭がいい人がいるとIQまで上がったような気にさえなるので、これは使いようによっては大きな武器になるはずです。

5.尋常じゃなく疲れやすい

あらゆるアンテナをあらゆる方向に展開させながら生きてるので、相当体力を消耗します。身も心もヘトヘトです。

LINEの何気ない友達の一言の真意をあれこれと考えてしまったり、逆に自分の言葉が相手を傷つけていやしないかとビクビクしたり。

疲れることがわかってるので外に出ることも億劫になるし、外に出たら出たで、

『人と道ですれ違うとき、いったいどこ見てたらいいんだよ……』とか、『あ、トラックが前から来てるな。ドライバーさんはなんか急いでる? あ、こっちでは杖をついたおばあちゃんが横断歩道を渡りたがっているな。事故にならないかな? 大丈夫だよな、もしかして自分が何かしたほうがいいのか? いや、でもここに交番あるしな……いや、でもな……』とか、これが平常運転なんですよね。

どこにいっても、なにをしてても、頭の中の言葉や考えがどんどん溢れ出してきて、おまけに次々と新しい刺激が入ってきて、

そこに感情や音、色といった身の回りにあるあらゆる情報が混沌としてきて、「ああ、もうこれはすごいや(すごいや)」ってなるんです。

【HSPの特徴?】家電が壊れる

HSPあるある#3に書いてあったんですけど、「HSPの人の周りでは家電が壊れやすい」というお話。オカルトかよwって感じなんですが、マジで多いです。マジで。

買い物行ってるときとかでも、なぜか自分のときに限ってレジが故障したり、機械がおかしくなったり、周りの家電が異常を起こしたりすることがホントに多いです。超能力かな?

HSPってよりかはESPって感じなんですが、こればっかりは本当の話なので、もしこれがHSPという気質によるものだとしたら、HSPの人を何万人か集めて一気にストレスかければひとつの街の電気がこぞって消えちゃうんじゃないかな、と壮大な妄想を繰り広げたりするのもHSPの特徴らしい。

HSPとHSS(High Sensation Seeking)

HSS(High Sensation Seeking=刺激を追い求める人)という心理学者のマービン・ズッカーマンが提唱している性質もあるようですね。

「とても敏感な人」のうち、約7割が「好奇心が弱く、敏感な人」で、ほか3割は「好奇心が強く、敏感な人」ということらしいです。

僕はおもむろにチャリ旅に出たり、海外をぶらぶらしてたりするので、おそらくHSPとHSSの混合型じゃないかな、と思います。こちらもHSP同様、チェックリストあり。

僕は見事に19個中18個という、「ああ、まあ、そりゃそうだよね」っていう結果になりました。これまでの略歴を見ていただければ納得していただけると思います。

日本一のバンジージャンプをしてみたり(人生2回目のバンジー)、スキー場に冬まるごとこもってみたり、チャリで日本を3,000km旅してみたり、無人島で命綱なしで崖のぼりしてみたり、初海外で移住を決めてしまったり、ビルからビルへジップラインしてみたり、現地人と事業を立ち上げたり、キャンピングカーでアメリカ横断したりと、まあ、これ以上ないぐらい刺激を求めてきましたしね。

HSP/HSSは、常に前のめりで後ろから引っ張られてる感じ

HSP/HSSの両刀使いの僕の感覚としては、常に前のめりで走りながら、後ろから引っ張られてる感じとでも言いましょうか。右手でアクセル全開回して、左手でブレーキいっぱい、みたいな?

暇だし、退屈は嫌いだし、刺激は欲しいけど、刺激があったらあったでめっちゃ疲れるし、ひとりになりたいし、誰かといるのは楽しいし好きなんだけど、いかんせん心と体が勝手に疲れちゃって、もうどうしようもない、みたいなヒジョーに面倒なことになってるんですよ、常にね。

心の中はいつも大荒れで、ひとたび平穏な時間が訪れると、また刺激を求めて大海原に出ていく——のだけれど、『うわあ! やっぱりダメだあ!』となってすぐ帰ってきては、また刺激を求めて……の繰り返し。芸人かよ。

HSP/HSSは特別天然記念物並に希少

HSPはおよそ5人に1人の約20%、HSSはHSPのうち約30%、つまり人口の6%に該当します。日本人の血液型比率と比較すると、AB型9.9%よりも少ない(※日本赤十字社 2012年調べ)ですね。

少数派(マイノリティ)は一見特別なように思えてしまいますが、その実、特別に孤独なんですよね。

理解されることが少なく、悩みへの対処に関する情報も圧倒的に少ない(そもそも同じ悩みを抱えてる人が少ないから)ですし。

それでいてHSPの人は自分がマイノリティだということを理解していて、なおかつどういう行動・発言をすればマイノリティにならずに済むかを理解してしまっているから、余計に疲れちゃう。

うーん、AB型でHSP/HSSの僕はいったい人口の何%に該当する気質の持ち主なんだろう……?

物心ついたときから自分はどこか変だなと思ってはいたけれど

他の人と比べて自分は見ているところ、感じていること、考えていることがだいぶ違うんだなって気づいた頃から、周りの人と合わせるようにして生きてきたんですよね。

自分は変わっているということは理解できるし、どういうことをすれば変なのか、どういうことを言えば変じゃないのかもわかってますし。

何を言えば相手が喜ぶのか、何を言えば相手が一番傷つくのかもわかります。

でも、それがわかってて口に出してしまうと『これは本当の自分の言葉なのか?』ってなって自己嫌悪に陥りますし、あえてそれを言わないとしても『自分は嘘ついちゃったのかな』と自己嫌悪を覚えるんですよね。

なんかそういうことを繰り返しているうちに、『本当の自分ってなんだよ』ってなっちゃって、もう何がなんやらって感じで、なんとか生きてます。

ひとつの出会いでこんなに楽になるものなのか

ぶっちゃけ、僕は「自分は○○である」っていう風に分類するのがあんまり好きじゃないんですよね。

『そもそも現代人、というか人間なんて生き物は、誰しもが何かしらの精神病患者に分類されてもおかしくない』ってのが持論だったので。

でもね、やっぱり「自分以外にも困ってた人はいたんだ」って思えると、途端に楽になります。肩にずっしり乗っかっていた2トンぐらいの重しが、すっとどこかへ飛んでいってしまったようで。

まあ、でも今まで謎だった自分の気質が「HSP」というカテゴリーに分類できるということが判明したので、これからはそれに合わせて生き方を試行錯誤していけばいいだけのこと。

幸い、同じような悩みを抱える人は実はたくさんいて、HSPなりの生き方ってのも研究されてて、あとは自分にぴったりの処世術をその中から選び取って、実生活にあてはめていけばいい。

HSPっていう気質自体は変わらないし、疲れやすいことも事実だけど、考えようによってはプラスに転換できることも大いにあります。

「自分がHSPだということがわかった」という判明は、ここ十数年の中でもっとも価値のある事柄だったように思います。決して大げさに言ってるのではなく、ね。

問題がわかればあとは対処するだけなので、作業としてはめっちゃ楽。敵が見えない闘いほど恐ろしいものはないですから。

『あ……自分HSPかも……』と思った方は、ぜひ『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』を読んでみてください。僕自身、この本で心がかなりラクになりました。レビュー評価が高いのもうなずけますね。

noteの『HSP〜超敏感な人あるある!〜』って漫画も参考になるので、「自分HSPかも」って人はぜひチェックしてみてください。

熱しやすく冷めやすいは悪なのか?趣味にハマりやすく飽きやすい!
何をやっても中途半端で続かない!だからこそ見えてくる可能性
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-ライフスタイル

Copyright© 略してとりてみ , 2019 All Rights Reserved.