「腸内がキレイであれば、お肌もキレイ。カラダの中から健康に」
美しさと健康を保つためには、まずは「腸内環境」を整える必要があります。
「腸内環境を整える」と聞いて、頭に真っ先に思い浮かぶものと言えば?
──そう、ヨーグルトですね。
今回は、「ヨーグルトメーカーを使った『自家製ヨーグルト』と『飲むヨーグルト』」の作り方をまとめていきます。
自家製ヨーグルトの作り方
用意するもの
- 成分無調整牛乳(500mL または 1000mL)
- 市販ヨーグルト(プレーン※例外あり)
- ヨーグルトメーカー
種用のヨーグルトについて
「種用のヨーグルト」について、詳しくまとめてくださっているページ(※リンク切れ)があったので、一部を引用させていただきます。
明治乳業
- R-1(ドリンクタイプ)
- R-1(固形タイプ)
- PA-3(ドリンクタイプ)
- PA-3(固形タイプ)
- ブルガリアヨーグルト(ドリンクと固形の両方で成功)
雪印メグミルク
- ナチュレ恵ヨーグルト(雪印メグミルク)
ヤクルト
- ジョア
- ソフール
その他
- ダノンビオ(ダノン)
- ダノンデンシア(ダノン)
- 朝食BifiX(グリコ)
- ビヒダスのむヨーグルト(森永乳業)
- ビヒダスプレーンヨーグルト(森永乳業)

おすすめのヨーグルトメーカー
ヨーグルトメーカーは安価なもので十分です。「乳酸菌発酵の適温を保つ」ということができれば良いので。
僕が使っているタイガーのヨーグルトメーカー(※CHD-A050-Wは生産終了)は「500mlの牛乳パック」が入るサイズなので、「1000mlの牛乳パック」を使用する際はヨーグルトメーカーに合わせて牛乳パックをカットする必要があります。
牛乳パックをカットするのは正直かなり面倒なので、最初からアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーIYM-013のような「1000ml牛乳パック対応のヨーグルトメーカー」を購入することをおすすめします。
IYM-013の紹介ムービー

自家製ヨーグルトの作り方

さっそく、ヨーグルトメーカーを使って「自家製ヨーグルト」を作っていきましょう。作り方は、とてもカンタンです。
- 「牛乳」と「種用のヨーグルト」をかき混ぜる
- ①をヨーグルトメーカーに入れて「保温」する
- 発酵が終わったら、冷蔵庫へ
事前準備
確認
牛乳をカットする手順の説明です。すでに「お手持ちの牛乳パックに対応しているヨーグルトメーカー」がご用意できていれば、手順①「牛乳と種用のヨーグルトをかき混ぜる」まで移動してください。
僕が使っているヨーグルトメーカーは「500mlの牛乳パック」までしか対応していないので、まず牛乳パックをカットしなくてなりません。
雑菌の混入を最小限にしたい場合は、初めからヨーグルトメーカーに合うサイズの牛乳を用意する、または、1000ml対応のヨーグルトメーカーを準備しましょう。





少し浮いておりますが、大丈夫。安心してください。


①「牛乳」と「種用のヨーグルト」をかき混ぜる

まずは、用意した牛乳パックに牛乳を注ぎ入れます。

牛乳および種用ヨーグルトは、雑菌の混入を最小限に抑えるため、かき混ぜる直前に開封することがおすすめです。

「種用のヨーグルト」をドババッと、素早く入れていきます。この際、スプーンは熱湯消毒しておくと良いでしょう。
種用ヨーグルトの量
【1000mLの場合】
- 牛乳:900mL
- 市販ヨーグルト:100g
【500mLの場合】
- 牛乳:450mL
- 市販ヨーグルト:50g
面倒な方は「ドリンクタイプのヨーグルト」を使用するか、「固形ヨーグルトの容器」を手で押しつぶして入れてしまいましょう。ただし、溢れても責任は取れません。

牛乳と種用ヨーグルトをかき混ぜていきます。箸で混ぜる場合には、スプーンと同様に熱湯消毒をしておきましょう。
箸でかき混ぜるのが面倒な方は、パックを持って、フタを両手で押さえ、全力で「シェイク」しても大丈夫です。
牛乳を部屋にブチまけたくない人は、たとえ面倒でも、熱湯消毒した箸やスプーンを使用することをおすすめします。
②ヨーグルトメーカーに入れて「保温」する

かき混ぜ終わったら、パックをヨーグルトメーカーにセットして「42℃で保温」していきます(カスピ海ヨーグルトは27℃)。
保温時間は、8~10時間とされていますが、時々、中の様子を見ながら調整してください。
パックをかるく振ってみて、まだ牛乳が残っているようなら、まだ保温が必要です。
③発酵が終わったら、冷蔵庫へ

発酵が終わったら、冷蔵庫へ入れてヨーグルトを保存しましょう。そのままにしておくと、発酵がさらに進んでしまい、味が酸っぱくなります。
なお、完成したヨーグルトは「1週間程度」を目安に食べ切ると良いでしょう。
ヨーグルトを手作りするときの注意点
ヨーグルトが「ボソボソ」なんだけど?
「手作りヨーグルトを作ってみたけど、なんだがボソボソしてるなあ。匂いは完璧にヨーグルトなんだけど……」
手作りヨーグルトが失敗したかどうかの判断は、とてもカンタンです。固まっていれば、成功です。
雑菌が入ると固まらないので、規定の温度・時間が経っても固まらなかったら、もったいないですが一度捨てて、またやり直しましょう。
また、冷蔵庫へは、必ず固まった状態のヨーグルトを入れるようにしてください。
「雑菌の混入」には細心の注意を払う
「色々な調理器具を使うよりも、素早く種を牛乳に混ぜて発酵を開始する方が清潔なのです1。
いろいろな道具を使うと、雑菌が混入し、腐る原因となってしまうようです。シンプルが一番ですね。
「種用のヨーグルト」は市販のものを用意する
「自作のヨーグルトを種にまたヨーグルトを作る」ということも可能ですが、おすすめはできません。
家庭で作る際には、どうしても雑菌が混入してしまうので、ほぼ間違いなく品質が落ちます。
質の良いヨーグルトを作るためには、なるべく「市販で買ってきたヨーグルト」を種にすることが大切です。
自分で作ったヨーグルトを種に作る場合も、1回程度にしておきましょう。僕は「最高3回」自作のヨーグルトを使い回しましたが、食感はボソボソだし、酸っぱくておいしくありませんでした。
飲むヨーグルトの作り方

用意するもの
- 成分無調整牛乳(キャップタイプはNG):900mL
- 種菌の飲むヨーグルト(必ずドリンクタイプのもの※PA-3およびガセリ菌を使用した商品以外):100mL
- グラニュー糖:20~30g(砂糖は菌のエサになるので、入れることをおすすめします。甘さは控えめ)
作り方の手順
- パックから牛乳を100mLだけ除いておく(溢れるので)
- 種菌と砂糖を牛乳に入れ、よくかき混ぜる
- 30℃で8時間(YM-013の場合)発酵させる
- 8時間後、しっかり混ぜてから冷蔵庫で冷やしてできあがり
※温度と保温時間については、メーカーによって「42℃・3時間」という場合もあります。