2017年5月31日にサービスが開始されたばかりの「VALU」。今めちゃくちゃ話題になってますね。
VALUは『「じぶんの価値」をシェア・トレードするビットコインの新時代サービス』というキャッチコピーのサービスです。
自分の株(VA)を発行し、仮想通貨のビットコインで決済する。株式発行の個人バージョンといったところでしょうか。
僕は今自転車で日本中を旅している最中なんですが、もう一週間ほど高知に長期滞在しています。
先日幸運にもVALU時価総額トップアフィリエイター(2017年6月6日時点)のイケハヤ(@IHayato)さんにお話を伺うことができました。

VALUとは?個人の株式公開?
新しい資金調達方法として、VALUはクラウドファンディングに代わる新しいサービスと言っても過言ではないのではないでしょうか。
- 企業が株式を公開(上場)する
- 投資家(株主)が株を購入する
- 資金を元手に事業を拡大
- 利益を上げて投資家に還元
- 個人がVALU内の仮想通貨(VA)を公開
- VALU登録ユーザーが他のユーザーのVAを購入
- 資金を元手に個人が業績向上努力
- 個人のVAを持っているユーザーが儲かる?
会社は「上場」することで世の中から幅広く資金を調達していますが、それを「個人」単位で行えるようになったというイメージですね。
SNSのフォロワー数、友達数に応じて個人の「時価総額」を算出。
模擬株式の「VA」を発行し、それを売り出す。
引用:トップユーザーが解説!話題の革命的サービス「VALU」の始め方。
株式市場と同様、取引によって価格も変動していきます。
VALUはFacebook認証が必須。基本的には実名でVAを発行
僕のように顔出しも実名出しもしていない人間にとってはFacebook認証はちょっと壁になりうるポイント。
登録にあたり、以下の3つの項目をVALUに渡す必要があります。
- あなたの公開プロフィール
- 友達リスト
- メールアドレス
これらの情報を元にあなたのVAの初値が決まるようですね。
まだ僕もMY VALUの申請中なんですが、顔出し・実名出しが審査に影響しているのではないかなぁとか思ってます。
実際に僕より後に申請を出した顔出しブロガーさんたちが続々申請通ってますからね。
実際にVALUを初めてみた
まずはビットコインを手に入れる
VALU上ではビットコインの購入自体はできません。
僕は52,000円分のビットコインを購入しました。そこからVALUに送金し、いろんな人のVAを買い漁ってます。
利用する取引所は大手ならどこでもいいですが、coincheckの方がデザインもシンプルですし、さまざまなコイン(アルトコイン)が購入できます。個人的にはこっちがおすすめかなぁ。
0.002btcが0.04btcに化けた。VALU怖えな
— あめよふれ@自転車日本一周8DX (@ameyohure) 2017年6月5日
VALUにビットコインを送金
取引所でビットコインを購入したらVALUのアカウントにビットコインを送金してみましょう。
各種取引所にある「ビットコインを送る」からVALUに送金。
ビットコインの入金先アドレスは、VALUのメニューから「口座の管理」→「BTC 入金先アドレス」→「入金」にあります。
入金が承認されるまで10分〜1時間ほどかかるようです。
VALUの仕組みをザックリ解説
VALUの仕組みは実にシンプル。
- VAを発行する
- VAを売買する
たったこれだけ。
この流れを見ていけば、VALUの仕組みを概ね理解できるでしょう。
1.VALUを発行
VALUの登録が完了したら、自分の時価総額に見合った数のVAを発行が可能になります。与えられた数の自分のVAを発行できるということですね。
1VAあたりの値段は発行者が任意に定めることができます。これ重要。
例えば、『100VAを1VAあたり0.003BTC(約1,000円)で発行するよ』という人がいたとしましょう。
任意の値段で発行したVAに買い手がつけば、VAを売った分だけのお金(ビットコイン)が入ってくるというわけ。
もちろん、VAが売れなければビットコインは得られません。
2.VALUを売買
誰かのVAを0.003BTC(約1,000円)で購入した場合、次に取る行動は以下の2つ。
2-1.保有し続ける
VA保有し続ければ「VAの購入者(VALUER=株主)」となり、発行者が独自に考案した特典(優待)を受けられるようになります。
株の場合は株主優待ですが、VALUの場合はVAの発行者が独自に特典を決めることができるようになっています。
もし発行者が何も優待を用意していなければ、VAを保有し続けても特にメリットはありません。優待を用意していたとしても実行に移さなければ同じですが……。
2-2.売却する
購入したVAは、好きな値段で売りに出すことができます。
例えば、「先ほど0.003BTC(約1,000円)で購入したVAを0.004BTC(約1,200円)で売りに出した」としましょう。
VALUユーザーがそのVAに興味を示し、買い手が現れれば0.004BTC(約1,200円)で売却することができます。
0.003BTCで購入し、0.004BTCで売却したので、その差額分、つまり0.001BTC(約200円)の儲けが出るというわけ。
逆に買い手が誰も現れなかった場合は、0.003BTC損をしてしまうということですね。
めちゃくちゃ簡単に説明するとVALUの仕組みはこんな感じです。
VALU時価総額トップアフィリエイターのイケハヤさんにお話を伺ってみた
以下、イケハヤさんのVALUに関する発言ザックリまとめ。
- 全くビットコインを持っていない状態でも株式(VA)を公開できる。つまり、元手がなくても始められる
- トップの人たちは株式を理解している。自分の株をコントロールする知識がある
- 職業は途中でも変えられる
- 誰にVAが買われたかもわかる
- 時価総額より売買実績に注目すべき
- 人間の人気投票みたいなもん
普通の株式と違う点とは?
死んだ後に個人の株が上がる可能性がある。株が流れ続ける。死んでいるのに株価が上がることもありえそう。
法的ルールがない。早くに参入するべき。今はインチキフェイズ(笑)。



まとめ
正直、まだよくわかってません。
株もFXもやったことがないので、やりながら学んでいっている感覚ですかね。
とはいえ、まだリリースされたばかりのVALU。
サービス停止という最悪な状況もなきにしもあらずなので、大金をぶっこむのはやめておいた方が良さそうです。
購入者でも楽しめそうですが、上場する側に回るとさらに面白そうですね。
まぁ、僕のように顔出しも実名出しもしていない人間がどこまでVALU内で評価されるかは疑問ですが。
で、VALU時価総額トップアフィリエイターのイケハヤさんに会ってみた感想としては……。

コントロールという言葉が適切かどうかはわかりませんが、間違いなくVALUの中心近くにいる人物です。
はたまた、『これはイケハヤさんの動きに合わせてこちらも動いていかないとあとで痛い目を見そうだなぁ』なんて思っていたり。
余談ですが、この日は『ノマド的節約術』の松本さん(@peter0906)も居たという、何とも非日常的な一日でした。
あ、自転車で日本中を旅しながらブログを書いているノマドチャリダーの僕もVALUを公開予定です。
まだMY VALU申請中の身ですが、よろしければウォッチリストに投獄してやってください。

イケハヤのVALUに抜かれた笑 https://t.co/Nf1qxM1uZT pic.twitter.com/DjvPrhyeyF
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年6月3日
これ公開していいのか知らんけどVALU普通にかなり儲かっててビビる、このお金、全部東北の新しい居場所つくりプロジェクトにぶっ込みます! 詳細は後日 https://t.co/6qvC2kcVRb pic.twitter.com/KnpfqAl4vp
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2017年6月3日
1日遊んでいた「VALU」について遊んでみた(いや資金調達活動)結果と、思ったことを書いておきました。社会背景として、理解しておいた方が良いと思います。
模擬株式の「VALU」で1日で6.5BTC(約200万円)調達しましたhttps://t.co/9CMupLkzaM pic.twitter.com/8R9ntixdWk
— 梅木雄平 (@umekida) 2017年6月4日