一日は24時間なので、やるべきこと――To Doリストが増えていけばいくほど時間が圧迫されるのは当然ですよね。
例えるなら、一日はコップのようなもので、一杯に入る容量は絶対的に決まっているわけです。にも関わらず、足し算ばかりしていては、せっかく溜めた水も溢れてしまいます。
今回は「やりたいことリストを作ることのメリット」を考えながら、やりたいことを模索していく方法を「3分」でまとめていきたいと思います。
時間管理が下手=「コト」を捨てるのが苦手な人
時間が足りない、忙しい、が口癖になっているのだとしたら、それは時間管理が苦手ということかもしれません。
時間管理が下手な人というのは、言い換えれば「コト」を捨てるのが苦手な人です。――やるべきこと、やりたいこと、考えること、などなど。
冒頭でも話した通り、一日は24時間しかありません。これはキリストでも、マザーテレサでも、フワちゃんでも変わらない絶対法則です。
だからこそ自分にとって優先度が低いもの、要らないもの、こういったものを徹底して排除していくこと――
つまり、捨てる、手放す、といった「引き算」で考えていくことが重要になります。
やらないことリストを作る3つのメリット
やらないことリストを作るメリットはたくさんありますが、ここでは特に大切なもの3つに絞ってまとめます。
- 時間に余裕ができる
- やりたいことがわかるようになる
- リソースを効率的に振り分けられるようになる
時間に余裕ができる
世界には毎日、それはもうおびただしいほどの量の新しい情報やコンテンツが生まれてきます。
テレビやネットニュース、アニメ、ゲーム、YouTube、SNSなど――いくら時間があっても食べ尽くせないほどのご馳走がすぐそこに眠っているわけですね。
一日の時間は決まっているのにいちいち「自分にとってどうでもいいこと」に時間を割いていたら、あっという間に一日が終わり、一ヶ月が過ぎ、一年が虚しく過ぎ去っていくだけ、という事態にもなりかねません。
ここからここは絶対にやらない、とバシッと線引きをすることで、無意識に選択してしまっている「どうでもいいこと」のほとんどを排除でき、結果、圧倒的な時間的余裕を得ることができます。
身の回りのすべてのコンテンツは、どうにかあなたの目を向けようとあらゆる手を駆使して誘惑してくるので、いっそのこと誘惑の元となっているスマホやPCからどうにかしたほうがいいかもしれませんね。
やりたいことがわかるようになる
やりたいことがない、やりたいことがわからないという人は案外多いです。
しかしそれは、もしかしたらやりたいことがないのではなく、ものすごい量の情報とコンテンツとに押しつぶされて「本来の自分のやりたいこと」が見えにくくなっているだけかもしれません。
仮に今やりたいことがなくても、やりたくないことぐらいはあるはずですよね。
やりたいことに発揮されるパワーも大きいものですが、やりたくないことをやらないために発揮されるパワーはそれ以上に大きいものであることも珍しくありません。
やりたくないことをひとつずつ排除していけば、自ずとやりたいことの欠片が見えてくるはずです。
例えば、満員電車に乗りたくないという「やりたくないこと」から、場所にとらわれない働き方を構築するぞという「やりたいこと」が出てくるかもしませんよね。
やりたいことがないという人も、まずやりたくないことから決めてみてはいかがでしょうか。
リソースを効率的に振り分けられるようになる
やらないことを決めれば時間に余裕ができ、自分が本来向けるべき方向に、必要な分だけのリソースを割くことができます。
やること――To Doが目標達成のためだとするならば、やらないこと――Not To Doは進歩の妨害を防ぐためです。
例えば、早起きを習慣化したいという目標を達成するためには、アラームをセットするだけでは不十分ですよね。
寝る前はブルーライトをなるべく遮断したり、激しい運動を避ける、といった「やらないこと」を実践することで質の高い睡眠を取り入れることが重要になってきます。
やることを決めることも大事ですが、やらないことを決めるのも同じぐらい大事なんですね。
まとめ
『何をしないのかを決めるのは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ。──スティーブ・ジョブズ』
本日のまとめ
- 時間に余裕ができる
- やりたいことがわかるようになる
- リソースを効率的に振り分けられるようになる