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狂おしいほど、ぐいぐい引き込まれる文章が書きたい人へ

狂おしいほど、ぐいぐい引き込まれる文章が書きたい人へ

たまに「妙に引き込まれる文章」に出会うこと、ありませんか?

自然と続きを読んでみたくなったり、いつの間にか読み進めていたり、といった魅力的な文章を──。

「これはある精神病院の患者、第二十三号が誰にでもしゃべる話である。」

上記の一文は、芥川龍之介の「河童」の書き出しなのですが、ワンパンで軽く東京都の半分ぐらいは吹っ飛ばせそうな破壊力ですよね。

文章の書き出しは、いわば「トビラ」です。「冒頭の一文いかんによって、先の文章を読むか、読まないかを決める」と言っても過言ではない重要なポジションです。

特に小説は、しょっぱなに読者に「言葉のラリアット」をかまし、物語の世界に半ば無理やりにでもブチ込んでやる必要があります。

かくいう僕もブロガーの端くれなので、「引き込まれる文章」には、思春期の男子がバナナに抱く悶々とした恋心程度の興味はあるのです。

狂おしいほど、ぐいぐい引き込まれる文章が書きたい人へ。

きれいな文章≠引き込まれる文章

「きれいな文章が、引き込まれる文章なのか?」というと、決してそうではありません。

整っていて、分かりやすく、伝わりやすい文章が、必ずしも「面白い文章」とイコールになるとは限らないのです。

「引き込まれる文章」は、目的や媒体によっても変わってきます。

もちろん、ブログという媒体でユーザーに価値のある情報を提供しようとするならば、3分クッキングレベルの「簡潔でシンプルな文章」を心がけるべきでしょう。

今回は、例として「ブログ記事で書く文章」をメインに考えていきます。

ブログで考える「引き込まれる文章」とは?

いくら時間をかけ、愛を込めて書いたとしても、「まどろっこしい文章」は読まれません。

人は、自分にとってメリットのある文章しか読みません。

中には、カップラーメンが完成するまでの「たった3分間」でさえ、スマホを手放すことが難しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それほど現代人は情報に飢え、コンテンツを欲しているからこそ、たった数分、数十秒の時間のロスでさえ許容できないのです。

誰でも書ける「引き込まれる文章」とは?

Googleが行った調査によると、「Webページの読み込みに"3秒以上"かかると、53%の人が閲覧をやめてしまう」という結果が報告されています。

ポイントさえ「ガッ」と掴んで離さなければ、誰でも「引き込まれる文章」は書けるでしょう。

その方法とは、ズバリ「相手の知りたいことを、相手の知りたい順番で書く」ということです。

「文章力」は必要ありません。きれいでなくとも、いい。簡潔に、分かりやすく、文章の構成を練り上げさえすればいいのです。

「伝えたいことがあるから文章を書いてんだ! ブログは遊びじゃねえ!」というヤジも飛んできそうですが、前述した通り、現代人はそれこそ"遊びではない"ほど情報収集に忙しい。

不要なところは可能な限り削除し、回りくどい言い回しを直し、長すぎる文章を避け、伝わる文章作りを心がける──。

引き込まれる文章とは、いわば「完食できる文章」のことなのです。

相手の知りたいことを相手の知りたい順番で書く

ブログにおいてのターニングポイントは、大きく「タイトル・最初の3行・アクション」の3つに分けられます。

  1. タイトルを見て、記事を読むかどうかを決める
  2. 最初の3行ほどを読み、続きを読むかどうかを決める
  3. 最後まで読み、その後のアクションを起こすかどうかを決める

3つの壁をクリアしていくためにも、「相手の知りたいことを、相手の知りたい順番で書く」というポイントは絶対に外すことはできません。

「自分が伝えたいことを、自分の伝えたい順番で書く」という方法で文章を書いてしまうと、いくらきれいな文章だとしても、即座に「読まないBOX」へと選別されてしまうのが関の山です。

文章の構成さえしっかりしていれば、多少ふざけていても、言葉遣いが少しおかしくとも、語尾が「ぴょん」だとも、「引き込まれる文章」になるのです。

耳で読んでおかしかったらおかしい

文章は「耳で読む」ことが大切だと考えています。

自分の書いた文章を声に出して読むことで、文章全体の流れやバランスを「文章の音」を通して客観的に判断することができます。

思っているよりも「読んで気づくこと」はずっと多いです。途中でつかえたり、息継ぎができなかったり、リズムが悪く感じられたりしたときは、その文章にほぼ間違いなくバグ(欠陥)が潜んでいます。

目でざっと流して"見た"だけでは、欠陥を素早く発見することは難しいです。しかし、"耳で文章を読む"ようにすると、一気に「文章のおかしいポイント」を探知する作業が楽になります。

文章を読むときに頭の中で「声」が聞こえる人、聞こえない人

前項では「耳で読むことが大切」だと言いましたが、ここで重要になってくるのが「"文章を読み上げる声"が頭の中で聞こえるかどうか?」という点です。

ニューヨーク大学のRuvanee Vilhaue氏が行った調査によると、

「82.5%の人が『文章を読むとき──声に出さずに黙読していても──頭の中で"文章を読み上げる声"が聞こえる』と主張している」

ということが判明1しました。

頭の中で「文章を読み上げる声」が聞こえてしまう人は、もしかすると「耳で読む」という作業が苦手に思えるかもしれません。

しかし、僕は「"内なる声"はトレーニング次第でコントロール可能」だと考えています。

僕は実際、もともと「内なる声が聞こえないタイプ」でしたが、文章に慣れ親しむうち、

  • 「内なる声」のオン・オフの切り替え
  • 読み上げ速度の調整
  • 読み手の声の変更

ができるようになりました(まだ不完全ではありますが)。

頭の中の文章の読み上げ速度が上がれば、最速で「耳で読む」ことが可能になります。つまり、自分の書いた文章の欠陥を圧倒的に見つけやすくなるのです。

「内なる声」を完全に自分のコントロール下に置くためには、とにかく文章に慣れ親しみ、常に「文章で思考」することが重要です。

まとめ

まとめ

  • 「きれいな文章」と「引き込まれる文章」はイコールではない
  • 相手の知りたいことを、相手の知りたい順番で書く
  • 文章構成さえしっかりしていれば、「完食できる文章」になる
  • 「耳で読む」ことで、文章の欠陥が見つけやすくなる

 

「文章」というものは恐ろしく奥が深く、だからこそ面白いものです。引き込まれる文章を追求することも、ブログの持つ面白さと言えるのかもしれませんね。

  1. 本を読むときに頭の中で「声」が聞こえる人と聞こえない人がいることが判明
  • この記事を書いた人

あめぎ

29歳|生きづらい人がゆるく生きるための情報を発信|15年間の宗教の束縛→いじめ→ブログで人生が好転→1年でブログ収益30万円達成→PTSDとうつ病の療養中

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