自転車旅行中のゆとり世代がポケモン『キミにきめた!』を観て思い出したこと

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観てきましたよ。2017年7月15日から公開されたポケットモンスター劇場版『キミにきめた!』。

よく映画を観たあとってぼーっとしちゃうじゃないですか? どことなく寂しような、切ないような、嬉しいような、踏み出したいようなそんな感覚。

でもこの映画を観たあとは、不思議とその独特な感覚がなかったんですよね。

正直、『ポケモンという世界の98分プロモーションムービー』ってな印象でした。決して悪い意味じゃないんですけど。

てっきり映画を観終わったあとは「心ここに在らずモード」に突入するかと思ってたんですが、そんなこともなかったみたい。

「どうしてあの独特な感覚がないのだろう?』って不思議だったんです。いつもなら感傷的な気分になったり、モロに作品に影響されたり、するはずなんですが。

で、思い出したんです。僕とポケモンとの出会いを。僕が旅に出ることを夢見たあの日のことを。

すべてポケモンからはじまっていたんです。僕がこうして自転車で日本を旅をしているのは。

ちなみに作品に関しての感想はほとんどなしです。ネタバレも一切なし。今回は僕の思い出話。

僕とポケモンとの出会い

『ポケットモンスター』のテレビアニメが一番最初に放送されたのは1997年4月1日。

1997年といえば僕はまだ4歳ぐらい。幼稚園に通っていた頃ですかね。

僕が通っていた幼稚園は自宅からバスで30分ほどの距離にありました。20〜30人ぐらいが乗れる幼稚園のバス。

当時の僕は弱虫で寂しがり屋だったので、いつも仲の良いケントくんの隣の席に座っていたんです。

ケントくんはタイかどっかのハーフ。自らのジュニアを一日に一回は必ず誰かに見せる、という変な癖がある男の子でした。

いつも通りバスに乗り込み、ケントくんの隣の席に座るといつもと雰囲気が違ったんです。

手には箱型の物体が握られており、ケントくんはその画面に夢中。

僕の姿に気づくと『へへっ、いいだろこれ。買ってもらったんだ』といたずらな笑顔を僕に向けてきました。

それがゲームボーイ。それがポケットモンスター赤。

まだカラーなんてない時代です。白黒でポケモンがまだ151匹しかいなかった頃です。

『やってみる?』と手渡されたゲームボーイは、小さな体の僕にはとてもずっしりと感じられたのを覚えています。

十字キーを不慣れな手つきで操作し、草むらを徘徊。

『おぉ、動いた』

兄がTVゲームをしているのは家で見ていましたが、携帯ゲーム機を手にするのはこれが初めてだったんですよね。

自分の手の中でキャラクターが指示通りに動いてくれる、たったそれだけで僕はものすごく嬉しく、感動したんです。

野生のポケモンにエンカウントし、わざのコマンドを選ぶ僕。

『あっ、おい!』

次の瞬間には僕の手の中からゲームボーイはなくなってました。ケントくんに急に取り上げられたんです。

そのときは「なんで?」と悲しくなってたんですが、今ならわかります。ザコ的にはかいこうせんは打たないよな、って。

僕はすっかりポケモンの世界に魅了された

ケントくんのゲームボーイに触ってから、僕はその世界に夢中になっていました。

『僕もゲームボーイが欲しい。ポケモンがやりたい。ケントくんと対戦がしたい』

頭の中はそればかり。家に帰って親に頼んでみるも、その願いは叶わず。

そう、僕の家は『ゲーム解禁は小学校3年生になってから』というオキテがあったんです。

結局、僕がゲームボーイを手に入れたのは2001年になってからのことでした。

初めて買ったポケモンはクリスタルバージョン。パッケージにはスイクンが描かれており、店で手に取ってから家に買って帰るまでずっとウキウキ気分でした。

まぁ、ドハマりですよね。寝ても覚めても考えるのはポケモンのことばかり。もちろんアニメはずっと見てましたから、その世界のゲームが手に入ったというだけでココロオドル状態だったんです。

ひんしの状態になりながらモンスターボールで捕まえたルギア。ボタンを連打しすぎて親指の皮が剥けたり、強く押しすぎてボタンがめり込んだり、なんてこともありました。

旅のはじまりはポケモンだった

僕はポケモンの世界にすっかり夢中になってました。幼稚園の頃から虫や自然は大好きだったので、外にポケモンを探しに出かけたこともあります。

『僕もサトシのようにポケモンと一緒に旅がしたい』

やっと思い出したんです。僕がポケモンに心奪われたあの日のことを。『旅に出たい』と思った最初のキッカケを。

すべてポケモンだったんですよね。僕の旅のはじまりはポケモンだった。

オレはこいつと旅に出る。きたえたわざで勝ちまくり。仲間をふやして次の街へ。

いま僕が実現していること

『どうして映画を見終わった後の独特な感覚に襲われなかったのか?』

それって、いま僕がやっていることは昔からずっとやりたかったことだからだと思うんです。

あのときは絶対に叶うはずないと思っていた夢を、いまこうして実現させているからだと思うんです。

映画を観終わったあとの独特の感覚って、きっと要因はいくつもあって、それは作品によってもそのときどきの感情によっても違う。

理想の自分と現実の自分のギャップだったり、その世界への憧れだったり、ストーリーに感動したり、キャラクターに共感したり。

その点、『キミにきめた!』はサトシに共感するってことは少なかったように感じます。ストーリーは綺麗すぎるほど綺麗にまとまってましたしね。

なんというか、自分の中で自分の行動を答え合わせしているというか。

「いま僕がやってることって合ってるよね? 間違ってないよね? ね、ピカチュウ?』みたいな感じです。

で、カスミとタケシはどこいった?

まとめ

『キミにきめた!』は観に行ってよかったです。本当。大事なことを思い出させてくれました。

僕が旅に出たいと思ったのは、ほかでもないポケモンのおかげだったんですよね。ピカチュウはいないけれど。

ずっと不思議だったんですよね。なんの根拠もなく、なんのキッカケもなく「旅に出たい」、「いずれ旅に出るんだろう」、って思ってたことが。

なんかすっきりしました。やっとなにかが見えたような気がして。

『うん、よかった。僕は間違ってなかったんだ』

そう思いながら自転車を漕いで倉敷へと帰りましたとさ。あれ? いまちらっとエンテイいなかった?

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この記事を書いた人

あめよふれ あめのはっていいます。どうぞよろしく。
「”とり”あえずやっ”てみ”る。略して、とりてみ」がモットーの24歳。ノマドチャリダー。自転車で日本一周してます。アニメ聖地・心霊スポット・世界遺産巡り。趣味はアニメ鑑賞・ベース演奏・旅行・カメラなど。