ライフハック

確実に成長を実感するためにできる3つの方法

成長できない、成長しない、と悩んでいる人は少なくないように感じます。

しかし多くの場合、実際にはきちんと成長できていて、単に「成長が見えていないだけ」だったりします。

いくら『あれ? メガネどこいったかな?』と自分の周囲を探してみても、メガネを頭にかけたままそれを忘れていたのでは、当人にとって「メガネの存在」はその時点において完全に抹消されているも同然なのです。

しかしメガネの存在を認知していないからといって「メガネそのもの」が存在しなくなるわけではありません。メガネはきちんとそこに存在しています。

「成長」もこの例えの「メガネ」と同じようなものですね。

自分で『なんだ、メガネ頭にかけてあったじゃん』と気付くか、他者から『メガネ、頭にかけてあるじゃん』と言ってもらうことで、真の意味でメガネの存在を取り戻すことができるのです。

さて今回は、確実にメガネ――ではなく、確実に「成長」を実感するための3つの方法を紹介していきます。

成長とは何か?

成長を感じるためにはまず、成長という言葉がいったい何を指すものなのか、ということについて考える必要があります。

デジタル大辞泉の解説によると――、

成長(読み)せいちょう(英語表記)growth

[名](スル)
1 人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。「子供が成長する」「ひなが成長する」「経験が人を成長させる」
2 物事の規模が大きくなること。拡大。「事業が成長する」「経済の高度成長」

辞書を引いてみても、成長の意味は「育って大きくなる」や「おとなになる」など、少々漠然としていますね。

成長することでおとなになるのか、おとなになることで成長するのか――。

このあたりの話はぜひ、古代ギリシャのプロタゴラスとソクラテスあたりの二人に殴り合いを持って議論していただきたい、非常に哲学的な分野です。

話を戻しましょう。

一般的な「成長」の解釈

一般的に「成長」という言葉を使うとき、以下のような意味合いで使われることが多いのではないでしょうか。

  • 周囲から認められること
  • 自分の限界値を上げること
  • 課題解決の能力が向上すること
  • 自分で決められる事柄が増えること
  • 今よりも上達し、さらに上手になること
  • 今までできなかったことができるようになること
  • 経験や知識、スキルを身につけ、自信が持てるようになること

成長には2種類の「成長」が存在する

  • 技術的成長:能力やスキルの習得および向上によって、課題を解決する能力が上がること
  • 精神的成長:忍耐力や継続力がつく、自信がつくなどの内面的な変化のこと

まず人は「◯◯ができるようになりたい」など、技術的成長への欲求を持ちます。そして経験を積むことによって――遅早――技術的成長を感じることができます。

成功体験を重ねることで自分でも成長が実感でき――周囲からも認められるようになるとより――自信を持つことができるようになります。これが精神的成長ですね。

成長とはつまり、技術的成長と精神的成長の繰り返しである、と総括することができます。

しかし慣れてくると技術的成長曲線はゆるやかになっていき、惰性が生まれたり、マンネリ化が進んでいきます。

このことがモチベーションの低下や停滞感につながり、途端に行動することをやめてしまったり、無性に飽きてしまったりしてしまうわけです。

確実に成長を実感するための3つの方法

成長を確実に実感するためには、以下の2つが大きなポイントになってきます。

  1. 小さな失敗や成功に目を向けること
  2. モチベーションの低下や停滞感をいかに防ぐか

もちろん上記以外にも重要な項目は複数ありますが、特にこの2つの重要性は高い、と経験則上感じざるを得ません。

ではさっそく「確実に成長を実感するための3つの方法」を見ていきましょう。

行動記録・日記をつける

その日、自分がどのように考え、行動し、感じたのかを記録する習慣です。RPGゲームで言うところの「レポート」や「セーブ」といったイメージでしょうか。

人間の脳はかなり忘れっぽく、勝手に過去の記憶を改ざん改変しまう性質があります。そこが優秀な点でもあるのですが、こと成長という分野に関しては厄介な性質だとも言えます。

余計な記憶の改ざん・改変を防ぐために、できるだけ自分の行動を記録しておくことが寛容です。

頻繁にする必要はなく、自分の行動を詳細に思い出すことができるタイミングに、一日3回程度で十分だと思われます。

僕もつい忘れがちになってしまうのですが、少なくとも「起床直後とお昼時、寝る前の3回」は行動記録兼日記をつけるよう心掛けています。

この習慣を身につけてから、意外と自分が「前向きな行動」を多くしていたことに気付き、多少なりとも自信を持てるようになりました。

アナログ・手書きがおすすめ

記録にはアナログのノートや手帳をおすすめします。

手書きはスマホに比べて情報が多い――ペンを動かす振動や筋肉の動き・文字を書く音など――ので、脳への刺激も増えます。

脳への刺激が増えれば当然、記憶と記憶の結びつきが強くなる、いろいろなアイデアに発展しやすくなるといったメリットがあると考えられます。

――あくまでスマホ嫌いの僕の考えですので、記録を目的とするならスマホでも問題ないかと思います。

ぼんやりする時間を持つ

デフォルト・モード・ネットワーク(Default Mode Network:以下DMN)という言葉をご存知でしょうか。

DMNとは、脳が意識的活動にないとき――つまり、ぼんやりしているとき――に活性化する神経回路のことです。

ぼおっと散歩しているときやシャワーを浴びているとき、コーヒーを飲んでほっとしているときなどにDMNは活性化しています。

DMNの役割には「突然の危機への備え」と「収集した情報の整理や取捨選択」の2つがあります。

「成長」の観点から考えると、特に重要な働きは後者の「情報の整理」であると考えられますね。

ぼんやりとした時間を持つようにすることでDMNの活性化を促し、蓄積された情報を結びつきやすくしたり、新しいアイデアをひらめきやすくなったり、と創造力を意識的に高める狙いがあります。

ちなみに創造力は天井の高さに由来するとも言われています。よりクリエイティブな発想を得たいときは天井が高い場所を選ぶようにするといいかもしれません。天井のない外などは最高ですね。

結果を出している人の模倣

確実な成長を感じるためにもっとも効果的だと思われるものが「模倣」ですね。

「学ぶ」という言葉の語源が「まねぶ」から来ているという話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

すでに結果を出している人や理想とする人の行動や思考パターン、制作物などをできる限り模倣すること――これが上達のコツ、成長するための近道だと言えます。

このとき気を付けたい点が、自分でコントロール可能な事柄を模倣するということです。

周囲からの評価や信頼など、こういった項目は自分ではコントロール不可の領域なので、模倣しようと思ってできるものではありません。

そうではなく、例えばその人の話し方や思考・行動パターンの特徴、どんな習慣を持っているか、服装は、お金の使い方は、という具合に自分に模倣できそうなポイントを探していく――。

こうすることで自然と自分の中で目標とするハードルが漠然とながらも見えてきますし、行きたい場所というのもだんだんと見えてくるのではないかと思われます。

身の回りに「先生」はたくさんいる

人に限った話でなく、これは身の回りすべてのことについて言えることかもしれません。

映画を作っている人ならきっと、他の人の作った映画を観ながらでも自分の作品に取り入れることができるポイントを無意識のうちに探しているでしょうし、それはあらゆる創作活動、ビジネスにおいても同じことが言えそうですよね。

自分らしさや独創性、オリジナリティは後からついてくるものだと僕は考えているので、長らく抱え続けてきた「模倣なんてカッコ悪い」という下らないプライドは108桁の暗号付き金庫に閉じ込め、万全のセキュリティ設備を導入した上で、24時間体制の監視をつけさせています。

まずは模倣から。いざ実践しようとすると難しいことかもしれませんが、僕もできる限り、身の回りのものから役立つ情報を吸収できるよう日々努めるようにしています。

まとめ

目標の設定方法やゴールに辿りつくまでの過程、自分が理想とする人物像のイメージ――こういった事柄を考えることもとても大切です。

しかしまずは目の前のこと、日々の何気ない小さな失敗や成功に目を向けることこそが、確実な成長を手にするためのカギなのではないでしょうか。

行動して初めて見える景色もあるでしょうし、小さな失敗や成功を繰り返して見える目標もあるはずです。

手書きのノートは以下のものがおすすめです。並び替え可能な京大式カードと使いわけると便利です。

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