ここんとこ自分が過去に書いてきた記事の修正ばっかりしてるんですけど、
ワイの文章、読みづらすぎィ!
自分が書いてきた文章を読み返してみると、「なんだか読みづらいなぁ」って感じたことありませんか? もしくは、ほかのだれかからそんな感想を言われちゃったり。
パソコンで文章を打ち込んでると無意識のうちに漢字が多くなっちゃってるんですよねぇ。
そんなブロガーさんはぜひ「ひらがなと漢字のバランス」に意識を向けてみてください!
これだけでグッと読みやすい文章になりますよ〜。
今回は、「ひらがなと漢字の使い分けの実践編」と「ひらがなにすべき漢字・使い分けが難しそうな漢字とひらがな」についてまとめていきます。
最後にブログ飯してる僕がおすすめする文章術の本も紹介してますので、ぜひ参考にしてみてください。
ひらがなと漢字の使い分けの実践編
いきなり実践編です。次の例文を読んでみてください。
それは「平仮名を増やして読み易くする」ってこと、ただ一つだけ。
例えば、「今」を「いま」に書き直すって感じ。
ほら、この方が何となく読み易くなりそうじゃないですか?
これだけで全く印象が違ってくるんですよ。
早速やっていきましょう。
どうですか? 読みづらかったですか? あんまり気にならなかったです?
じゃあ、ちょっとこの文章を読みやすく直してみますね。
それは「ひらがなを増やして読みやすくする」ってこと、ただひとつだけ。
たとえば、「今」を「いま」に書き直すって感じ。
ほら、このほうがなんとなく読みやすくなりそうじゃないですか?
これだけでまったく印象が違ってくるんですよ。
さっそくやっていきましょう。
これで少しは読みやすくなったんじゃないかな、と。
やってることは単純です。「漢字を減らしてひらがなを増やした」だけ。
具体的にはこんな感じ。
たったこれだけで「あ、なんとなく読みやすい文章だな」と、相手に感じてもらいやすくなるんです。
気にならない人は気にならないかもしれませんが、少しでも自分の文章が読みやすくなる可能性があるなら意識しておいて損はないはず。
とはいえ、漢字のほうが伝わりやすい場面もあるのはたしかです。大事なのはバランスですね。
個人的に気をつけてる漢字一覧
僕が「漢字よりひらがなのほうが伝わりやすそうだなぁ」って思ってる一覧表です。
人によっては違和感があったり、逆に読みにくい文章になってしまう可能性があるので参考程度にどうぞ〜。
- 確か→たしか
- 出来る→できる
- 読み辛い→読みづらい
- 誰か→だれか
- 他に→ほかに
- 全て→すべて
- 僅か→わずか
- 〜程→〜ほど
- 要らない→いらない
- 〜毎→〜ごと
- 〜に過ぎない→〜にすぎない
- 〜と言う→〜という
- 〜等→〜など
- 丸ごと→まるごと
- 〜して下さい→〜してください
- 〜して欲しい→〜してほしい
- 〜所→〜ところ
- する時→するとき
- やりたい事→やりたいこと
- いらない物→いらないもの
- 間違った→まちがった
- 必ず→かならず
- 更に→さらに
- 大変忙しい→たいへん忙しい
- 上手く→うまく
- 始める→はじめる
ブログを書くときは気をつけてますが↓
時と場合によって書き換えてます
上の表の漢字をすべて書き換えてるわけではないです。時と場合によっては、漢字のほうが伝わりやすいこともありますし。
「他人事」って書く場合には、「他人ごと」とは書かないですね。「他人まるごと」って意味になっちゃいそうなので。
あとは「ほしいもの」ですね。これも時と場合によって書き換えてます。「欲しいもの」と「ほしいもの」は使ってますけど、「欲しい物」はあんまり使わないです。
厳密に見ると文法がまちがっていたり、意味合いが異なってしまうものもあるかもしれません。
できるだけ相手にまちがった意味で捉えられないようには気をつけてますが、僕はとにかく「読みやすさ」を重視して文章を書いてますね。
「思っています」と書かずに「思ってます」と書いているのも、「できるだけ話し言葉に近づけたい」という気持ちからです。
と言いつつ、「書いている」って書いてるので、ここらへんは前後の文章の雰囲気とそのときのノリで決めちゃってます。
この見出しのタイトルも「時と場所〜」って書いてますが、このときは「ときと場所〜」とは書きません。詳しくは使い分けが難しそうな漢字とひらがなからどうぞ。

ひらがなにすべき漢字一覧表
ついつい漢字で書いてしまいそうだけど、ひらがなで書いたほうがいいよ、ってものの一覧表です。
よく「〜には〜と言う場所があってだな……」みたいな使い方してる人がいますが、これ実は間違いです。
簡単に言うと、「別に言ってねーよ!」ってことです。「簡単に言うと」は実際には口には出してませんが、文章上で僕が話してる(話してるとは言ってない)ことなので「簡単に言うと」であってます。
ここらへんはたいへんややこしいので、困ったときは↓
使い分けに困ったら「ひらがな」を使おう!
「漢字で書くべき? それともひらがなで書くべき?」って困ったことありませんか?
一般的には、具体的に特定できるときには漢字を使って、抽象的なときにはひらがなを使います。
でも、これはあくまで原則。文章にあわせて使い分けましょう。
使い分けが難しそうな漢字とひらがな
とりあえず「ひらがな」使っておけば問題ないとは思うんですが、「ちゃんと漢字とひらがなを使い分けたい!」って人もいるかと思います。
そんなときは「その言葉が具体的なものを指すのか、抽象的なものを指すのか?」で判断するとわかりやすいです。
- 「事」と「こと」
- 「物」と「もの」
- 「所」と「ところ」
これを具体的か、抽象的かで判断すればいいんです。
「良い事があった」ってのは具体的(普通名詞)だから「事」、「良いこと言うじゃん」ってのは抽象的(形容名詞)だから「こと」。
同じように、「秋物」とかは具体的(物質・商品)だから「物」、「熱いものが飲みたい」ってときは抽象的(形容名詞)だから「もの」。
「所」と「ところ」も、「高い所」は具体的(場所)だから「所」、「いまやってるところ」は抽象的だから「ところ」ってな風に使い分けができちゃうわけですね。
似たようなものに「時」と「とき」がありますけど、これはもっと簡単です。
時間や時代など具体的なものを指すときは「時」、「場合」って置き換えられたら「とき」を使います。
たとえば、「時と場合による」ってのは時間の流れのある一点を指してるので「時」、「困ったとき」は「困った場合」と置き換えられるので「とき」を使います。ね、簡単でしょ。
まー、迷ったらひらがなでオッケーです。
まとめ
以上、「読みやすい文章にする方法!ひらがなと漢字の使い分け編」でした。
ほかにも、「句読点の位置に気をつける」とか、「色分けで見やすくする」とか、「改行で余白をうまく使う」とかいろいろありますね。
僕はあんまり文字に色をつけたりはしないですが、本来はちゃんとやったほうが良いのかもしれません。あんまり使いすぎても逆に見にくくなっちゃいそうですけど。
「結論→赤字 商品・サービス→緑字 ポイント→オレンジ」ぐらいは使い分けてもいいと思います。
あとはそうですね、スマホで見たときに「うわっ! 文字が詰まってて見にくいわ!」ってならないように一行あたりの文字数にも気をつけてます。長くても4〜5行で切ってます。
正直、ブログに限っては「果たしてなにが正解なのか」わかってないってのがホンネ。とはいえ、ブログを書いてる身としては、ぜひとも個性あふれる文章を書きたいところ。
これからも「読みやすい文章」を目指して、一歩ずつ進んでいきます〜。
参考になった「文章術」の本とか
最後に、参考になった「文章術」の本を3冊紹介させていただきますね。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
文章づくりの基本的な構成方法とか、読みやすくなる文章づくりの話とか、「文章を読みやすくするためのヒント」がたくさん書いてあります。
悪い文章の例と改善後の文章が比較されて書かれてるので、とてもわかりやすいです。
書かずに文章がうまくなるトレーニング
文章を書きはじめる前に文章の良し悪しは9割方決まってるようなもん、ってな本。
文章を書いてないときでも「文章を読みやすくするためのトレーニング」ができますよ。
人を操る禁断の文章術
メンタリストDaiGoさんのセールスレターライティングの本。なんとなくタイトルが腹黒い感じがしますが、実際そんなことないです。
この本では「相手のことを理解して、相手の心を読む」ってことに重きを置いてます。サービスを紹介するときや商品レビューをするときに参考にしてます。
句読点の使い方とルールも知っておくと、文章がぐっと読みやすくなります。
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句読点の使い方とルール!最後まで読まれるブログ記事にするために
狂おしいほど、ぐいぐい引き込まれる文章が書きたい人へ向けて記事を書きました。
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狂おしいほど、ぐいぐい引き込まれる文章が書きたい人へ