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【感想・レビュー】『ハッピーシュガーライフ』は鬱サイコ純愛アニメだった

【感想・レビュー】『ハッピーシュガーライフ』は鬱サイコ純愛アニメだった

かわいらしいビジュアルとタイトルと花澤香菜さんのボイスに釣られて、アニメ『ハッピーシュガーライフ』を一気観してみました。

その中身は、近年稀に見る鬱サイコ純愛アニメでした。

感受性が強い人だと、登場人物の闇に引っ張られてしまう可能性がありますので「閲覧注意」です。

『ハッピーシュガーライフ』は鬱サイコ純愛アニメだった

ロリコンにストーカー、DVなどなど、頭のネジが飛んでる登場人物ばかりのサイコホラー作品です。

——でも、その実、根源にあるテーマは、いつだって「真実の愛」。

それも、行き過ぎた愛。どんなことをしても、たとえ犯罪を犯しても守りたい、愛——。純愛。偏愛。

『愛とは?』

『愛するとは?』

という疑問に真っ向から向き合った「純愛ストーリー」のアニメでした。

あと、OPがめっちゃかっけえのでチェックしてみてください。アニメーションはちがいますが、ここで曲聴けます。

真実の愛と狂気に"ちがい"はあるのだろうか?

『ハッピーシュガーライフ』の登場人物たちはそれぞれ、いろいろな形の愛や欲望を持ってます。

罪の意識や幼少期のトラウマ、自分の中に眠る黒い感情、スリルへの渇望、抑えきれない気持ち——。

愛するもののためなら平気で犯罪を犯す人だったり、愛するものを持ちながらもスリルのために危険を冒したり、愛を渇望するあまり頭のネジが飛んでしまっていたり。

それはどこか、「行き過ぎた愛って"狂気"とあんまり大差ないよな」っていうメッセージがあるみたいで。

「愛によって壊れゆく人々」は古くから物語のテーマに選ばれているもののひとつですが、それを現代のアニメで表現しようとしたのは評価できるポイントですね。

大切な人がいなくなると 世界ってモノクロになるのね / 松坂さとう

かなり鬱展開なので耐性ない人は注意

ほのぼのとした甘く幸せな生活を描きながらも、愛がゆえに猟奇的な面が見え隠れする『ハッピーシュガーライフ』。

かわいい絵柄とダークな展開のギャップがたまらんのですが、鬱やグロアニメに耐性のない人は注意しましょう。

たぶん1話だけでも観てみれば、『あー、こういう感じのやつね』ってのがわかるかと思います。

ラストはハッピーエンド?バッドエンド?

観る人によって「ラストはハッピーエンドか、それともバッドエンドか?」で意見が分かれるのも、この作品の魅力だと言えるでしょうね。

最終話の評価はかなり高いアニメです。ちなみに僕はハッピーエンド派。

愛ってなんだろう?

人間にとって「愛」は普遍であり、不変ですが、不偏ではないんですよね。

つまり、人によって愛のカタチは変わっていて、愛の表現の仕方も人それぞれってこと。

愛と聞くと、「美しく、清く、尊いもの」だなんてイメージをしてしまいがちですが、ハッピーシュガーライフを観たあとだと『本当にそうなのかな?』って思わざるを得ないです。

果たして「愛か、狂気か?」は誰が決めるものなんでしょう?

抑えようと思って抑えられるものなら、それは果たして愛と呼べるのか……。

愛が狂気だと気づいてしまったとき、果たして人はそのまま愛することができるのか……。

『愛ってなんだろう?』ということを「愛が持つ暗い部分」から考えてみたい人は、ぜひ『ハッピーシュガーライフ』観てみてくださいね。イイ感じで頭が飛んでるサイコが見たい人もぜひ◎

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  • この記事を書いた人

あめぎ

29歳|生きづらい人がゆるく生きるための情報を発信|15年間の宗教の束縛→いじめ→ブログで人生が好転→1年でブログ収益30万円達成→PTSDとうつ病の療養中

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