お金と仕事

「お金は使えば使うほど増える」を鵜呑みにすると大変なことになる

最近そこかしこでちらちら見かけるようになった「稼いだ金はたくさん使おうな!」という主張って、果たしてどこまで信用していいものなんでしょうね?

『お金は使えば使うほど増えるとかアホか』
『普通に考えてあり金全部使ったら破産するだろ』
『いやいや、それって金持ちだから言えることなんじゃねーの』

言いたいこと、めっちゃわかります。

『限界までお金を使う』は果たして正しいのか?

そもそも、

『よーし! 稼いだ金は全部漏れなく使っちゃうぞ〜! 散財しちゃうぞ〜!』

って意気込んでお金使ってる人っていないと思うんですよ。

あくまで成功者の言うそれは「稼いだお金を限界まで"使ってた"」っていう過去形であって、すべては結果論でしかないわけです。

それを単純に「お金を限界まで使ったよ=人生成功するよ」と解釈してしまうと、「いやいや、それはちがうだろ」って話になっちゃう。

だって、「お金を限界まで使う」の"限界まで"の線引きも、「人生成功する」の"成功"のラインも、人によってちがうんですもん。

そりゃ、

お金を限界まで使う=贅沢をたくさんする
成功する=金持ちになる

って考えると、まぁ、そりゃ無理だろってなるわけです。

贅沢をしたいからお金持ちになりたいのに、お金持ちになりたいから贅沢するって矛盾してんじゃねーか、ってなっちゃう。

「成功=お金持ち」ではない

「お金はたくさん使おう!」と言ってる人はたいていお金持ちの人たちなので、つい「成功=お金持ち」という方程式を思い浮かべてしまいますよね。

でも、そういう人たちってなんていうか仕事より遊び優先というか、金持ちになりたくて金持ちになった人はいないというか、そもそもお金にあんまり興味ないような人が多い気がしてます。

『自分の好きなこと、興味のあること、おもしろそうなことに"お金を限界まで使ってきた"。そしたら、結果的にお金持ちになってた』

ってのが堀江さんとか、前澤さんとかのパターンじゃないかな、って思うんですよね。

成功者の言うことを鵜呑みにすると大変なことになる

金を持ってるからってみんながみんな幸せとは限らないし、それこそ「幸せの定義」も一人ひとりちがいます。

基本的に本屋さんに並んでいる自己啓発本の類は、そのほとんどが成功者の手によって書かれているものです。

とどのつまり、単なるひとつの成功例でしかなく、決してそれを実行したからと言って人生成功できるとは限らないんですよね。

だから、あんまりそういうお話を鵜呑みにしてしまうと、大変マズいことになります。

お金を使うことで自分にとっての「成功」や「幸せ」を見つけろってことなのかもしれない

「倹約」で人生を成功させた人もいますし、僕はパチンコと競馬だけで家買った人も知ってます。

『お金はこう使うべきだよ!』の"こう"、『あり金は全部使え』の"あり金"や"全部"、こういった言葉の意味を履き違えると大変なことになっちゃうと思うんですよね。

そりゃ、自分の好きなことに使うのが正しいですけど、それが投資なのか、消費なのか、それとも浪費なのかって結局、あとになってみないとわからないじゃないですか。

「投資してお金が増える」んだったら、それこそ「あり金全部投資」しますもん。それができたらみんなしてます。

僕が思うに、

『お金を使うと、自分にとっての「成功」や「幸せ」が見えてくるよ』

ってことだと思うんですよね。

「年収1,000万になることが人生の成功だと思っていたけれど、実はちがったのかもしれない」
「高級車を乗り回して、プールつきの豪邸に住むことが幸せだと思っていたけれど、実はちがったのかもしれない」

ちょっと規模は大きいかも知れませんが、きっとそういう自分にとっての「成功」や「幸せ」ってのは、お金を使うことでしか見えてこない部分なんじゃないでしょうか?

もうちょっと言葉を変えると、まあ自己啓発本によく出てくる言葉、「知識」や「体験」ってことですよね。

『お金を使って、知識や体験をたくさん吸収することで、本当の意味で「豊か」になっていく』

というのが真実です。

言い回しが違うだけで、結局は他の自己啓発本と言いたいこと、一緒ですよね。

まとめ

お金をたくさん使ってお金持ちになった人は、もしかしたら「お金は使えば使うほど増えるよ!」って言うのかもしれないし、

倹約してまとまった金融資産を作って投資でお金持ちになった人は、もしかしたら「貯金をすることでお金を増やせ」って言うのかもしれません。

『資産運用の利回りだけで生活するぞ〜』という明確な目的があれば、貯金だって「お金を使ってる」ことになりますもんね。物は言いようです。

なんて言ってきましたが、この辺りを踏まえて『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』を読んでみると「なるほど、こういうことが言いたいのね」ってのがなんとなくわかってもらえるかと思います。

相変わらず痛快で豪快なホリエモン節が炸裂してる本ですが、きっと好きな人は好きだと思いますよ。まあ、嫌いな人はとことん嫌いでしょうけれど。

そのぐらいじゃないとこういう本は売れないのでなんとも言えませんけど、良くも悪くも自分の感情が動いたり、価値観を見直すきっかけになるんじゃないでしょうか?

興味ある方は本屋さんでチラ見、もしくは電子書籍で試し読みをしてみてくださいね〜。

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