丸2日間をかけて「こんまり流片づけ祭り」を開催いたしました。
その結果、学習机ひとつに自分の所持品すべてが入ってしまうほどにまでものが減少。これは素直にすごい!
もともと僕は汚部屋出身の埼玉県民ですが、自己流の片づけ術を駆使し、部屋にあった約8割のものの断捨離に成功しました。4年間で捨てたものと片付け方と断捨離の方法まとめについても別記事でまとめています。
汚部屋黄金時代から比べると、到底同じ部屋とは思えないほどのレベルまで達することができたわけですね。
しかし、あるときから部屋が一向に片づかない現象に悩みはじめます。
「まだ片づくはずなのに、何かが邪魔してこれ以上ものを捨てられない」
「驚くほどの量のものを捨ててきたはずなのに、なぜかスッキリしない」
「部屋がなんとなく散らかって見える」
漠然とこのような悩みを感じていたわけですね。
そこで僕はついに「片づけ本」に手を出すことにしました。
これまでは自己流の片づけ術でも問題はなく、その類の本には手を出してこなかったのですが、自己流だとココが限界だったようです。
さっそくFireタブレットで近藤麻理恵さんの人生がときめく片づけの魔法を購入。
「人生がときめく片づけの魔法」をじっくりと読み進めていきつつ「片づけ祭り」を実践!今回はその様子をまるっとお伝えしていきましょう。
汚部屋時代の様子を写真で振り返る
こちらが汚部屋時代の写真。ここでは1枚だけ公開します。
テーブル左に置いてある青いコップにはコバエがたかっており、愛用のMacBook(右側に見える赤いやつ)はテーブルの下に転がっています。


「こんまり流片づけ祭り」を実践していく!
それでは作業に取り掛かっていきましょう。
「片づけ祭り」の詳しい方法は、こんまりさんの人生がときめく片づけの魔法に載っていますのでぜひチェックしてみてください。マンガ版もあります。
「こんまり流片づけ祭り」3つのポイント
本当はもっと多くの片づけポイントがあるのですが、今回は大きく3つのポイントだけを紹介していきます。
1.「ときめき」を基準にする
こんまり流片づけ術の最大の特徴とも言えるのが、この「ときめき」を利用した片づけ法です。
ものを捨てる基準を「ときめき」に変えることで、期間や必要性などを気にして捨てられなかったものを一気に捨てやすくなります。
2.一気に、短期に、完璧に。まずは「捨てる」を終わらせる
一度綺麗に片づけたつもりでも、また気がつくと散らかっている。
僕はこのパターンを何度も体験してきました。
こんまりさんは、この現象を「片づけのリバウンド」と呼んでいます。その原因は「いつまでも間違った方法で中途半端に片づけをしている」から。
解決策となる唯一の方法が「一気に、短期に、完璧に『捨てる』を終わらせること」というわけ。
「二度と前の部屋に戻りたくない」という意識の変化をもたらすためには、短期間で一気にショックを実感させることが必要なのです。

3.捨てる順番を間違えない
「片づけ祭り」では以下の順番でものを捨てていくことが推奨されています。
この流れで進めていくと驚くほどスムーズに片づけを行うことができるのです。
残す・残さないの判断がしやすく、カテゴリー別に整理することで作業自体を楽にしているんですね。
僕はすでに自己流の片づけ方法で「思い出品」は断捨離済みです。これはちょっと特殊な例ですが。
せっかくなので今回はきちんとこの流れでやっていきます。まだ捨てきれていないものもあるかもしれませんしね。
Before:片づけ祭り開催前の部屋の様子
片づけ祭りを行う前に部屋の様子を撮影しておきましょう。

衣類とか楽器とか
右側にあるのがギター、ベース、バランスボール。
壁から吊るしてあるのは春から冬までのアウター類。衣替えはしないタイプです。
パソコン周り
ストーブの上に白ポリカのMacBook、机の上はDTMerっぽい仕様になってます。
パソコン引き出し
コード類やベース関連の機材類、セロハンテープやニベアなんてのも引き出しの中に眠ってます。
タンス周り
ベースケース、キーボード、エフェクターケースが追いやられてます。観葉植物だけが唯一の救い。
タンス引き出し
服とか本が入ってます。本棚はありません。
ごちゃごちゃの服
たぶん昨日着てた服かな……。面倒だとそこらへんに放ってしまうイケない癖があります。
部屋全体
はい、部屋全体写真です。ごちゃごちゃしてますね。
コード類を整理するだけで割とすっきりしそうですが、今回はガッツリ断捨離していきますよ。
部屋全体反対側
反対側見るとこんな感じ。奥は結構すっきりしてますが、やっぱり机周りが乱雑っす。
衣類から断捨離していくよ
人生がときめく片づけの魔法に記載してある順番通り、衣類から断捨離を始めていきましょう。
まずは所持している服を一箇所にまとめます。どさっ、とね。
片づけ祭り前:所持している衣類まとめ
現在所持している衣類一覧リストです。洗濯中のもの、着ているものも含めてカウントしております。
なお、プライバシーを守るため、下着と靴下類は写真には含めておりません。
- アウター:3着
- カーディガン:2着
- パーカー:2着
- 長袖シャツ:3着
- Tシャツ:6着
- 襟付きシャツ:7着
- ボトムス:6着
- 下着:4着
- 靴下:4着
- ヒートテック:2セット
- ハンカチ:2枚
- ネクタイ:2本
- ベルト:2本
合計47アイテム。オールシーズンでこれだけです。もともと少ないほうなんですよね。
所有しているすべてのものを一時的に隔離し、1日置きに7アイテムを選んで持ってくる生活実験なんてのもしてました。
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持たない暮らし生活実験!全裸で本当に必要なものを考えてみた
「ときめき」って一体なんなんだ?
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」では「ときめき」を基準にした片づけ法が紹介されています。
すべてのものを実際に手に取り、心がときめいたら残す、というシンプルな方法。ものを残す基準は「ときめくか、ときめかないか」の2つだけなんです。
正直、はじめのうちは「ときめき」ってものがなんなのかサッパリわかりませんでした。
『果たして、僕にも「ときめき」とやらが理解できるのだろうか?』という心配を漠然と感じていたわけです。
でもいざ始めてみると大丈夫。感覚的にわかります。心が勝手に教えてくれます。それはもうごくごく自然に。


衣類の断捨離は約3分で終了
「ときめき」の感覚を早々に掴んだことで衣類をなんと約3分で分別することができました。
これ、あんまり悩まないほうがいいです。ホント感覚でいいんです。悩んだ時点で捨てるBOXに突っ込んでしまいましょう。
こちらが衣類断捨離後の写真。左側が捨てるもの、右側が残ったものです。
言葉を変えれば右側に残っているものが「ときめき」を感じたものたちということですね。
不要だと判断したものは綺麗にたたみ、感謝したあとで捨てました。
ブランド物や綺麗な服は売っぱらってもいいかもしれませんね。僕はすべて捨ててしまいましたけれど。
捨てるよりかは少しでもお金になったほうが断然いいので、この機会にメルカリなんかのフリマアプリで売りさばいてしまいましょう。
片づけ祭り後:残った衣類まとめ
- アウター:2着
- カーディガン:2着
- パーカー:1着
- 長袖シャツ:0着
- Tシャツ:5着
- 襟付きシャツ:4着
- ボトムス:2着
- 下着:4着
- 靴下:4着
- ヒートテック:2セット
- ハンカチ:1枚
- ネクタイ:1本
- ベルト:0本
合計30アイテム。なんと17アイテム減です。長年の夢だったベルト卒業も達成しました。
「こんなに捨てて大丈夫?」と不安も感じましたが、そんな心の声も無視です。きっと大丈夫です。


カテゴリー別片づけ祭り前後まとめ
本・書籍関連の断捨離
すでに僕は大量の本を断捨離済みです。そのため冊数自体が少なく、片づけがとても楽でした。
僕が所有していた本の数は全部で9冊。
1分ほどで断捨離完了。左側が捨てるものです。
書類関連の断捨離
こちらは少し骨が折れそうです。捨てても捨ててもすぐに溜まってしまう書類。
これまでと同様「ときめき」を基準に断捨離していきます。
機材類の書類は保証書のみを破り取り、Evernote Scannableでスキャン。そのあとEvernoteに保存しておきました。それ以外は捨てました。
できるだけ高画質で残しておきたい場合はデジタルカメラで撮影しておけばいいでしょう。日常のあらゆる場面で使えるので、カメラはひとつ持っておいて損はないです。
僕が使用しているカメラはSONYのデジタルカメラRX100M3です。おすすめのカメラアクセサリー類も紹介していますので、購入の際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
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RX100M3とあわせて買いたい|買ってよかったおすすめアクセサリー5選
10分ほどで終了。必要なものはファイル1つに収まってしまいました。
小物類の断捨離
僕が一番苦戦したカテゴリー。まず小物って括りが幅広くて困りますよね。
とりあえず部屋にある小物類をかき集めます。ここでも「ときめき」基準。
途中経過です。CDが散らかっていますが、これぜんぶ捨てます。
こちらが残ったもの。本当に「イマ」使っているものだけです。
こちらが捨てるもの。トラックボールに変えたので、いままで使っていたマウスも断捨離。
ベース機材類の断捨離
次に僕の大切な機材たちを分けていきます。
もともと僕はバンドマンでベーシストだったので、機材には愛着があります。
無理に捨てることはしないでいいです。大事なものでも「ときめき」を基準にして片づけていきましょう。
やはりほとんどのものにときめきを感じてしまい、手放したものは右側にあるこれだけでした。
音源ソフトのディスク、空箱類の断捨離
必要なディスクは綺麗にファイリングして、空箱は断捨離します。
「Native Instruments KOMPLETE 10」の空箱はモニタースタンドとして引き続き使い回しました。
Appleローンで購入したMacBook Proの空箱は、同封されていたオシャレな布だけ残してほかは捨てました。
「こんまり流片づけ祭り」で断捨離したものまとめ
空箱・本類
MacBookの空箱は綺麗で捨てづらいですが、思い切って捨てましょう。靴箱とかも要らない。収納箱に使おうだなんて考えない。
小物・CD類
CDって意外とかさばるんですよね。iTunesにインポートして、CD自体は捨ててしまいましょう。
ジャケットはカメラなり、スマホのスキャナーアプリ等でちゃちゃっとEvernoteやDropboxにでも取り込んじゃってください。
書類・紙・ゴミとか
言わずもがな、ゴミ。イマ必要のないものはことごとく捨て去ってしまいましょう。
衣類
結構ありますね。売れそうな服は売って、そうでないものはリサイクルに回すか、捨ててしまいましょう。
ファイル・収納BOX・よくわからないもの
書類がなくなればファイルは必要ないですし、小物がなくなれば収納BOXだって要りません。こうしてガッツリと断捨離を加速させましょう。
ギター・ベースアンプ
このギター弾きにくいんですよね。安物なので。ベースアンプも壊れちゃってますし、このまま置いておいても邪魔なだけ。
楽器を捨てるというのは心苦しい面もありますが、この際思い切って手放します。もっと良いやつ買います。
前に使っていたMacBook
メインマシンとしてMacBook Proを購入したので、これはもう必要ありません。
動きも遅いですし、トラックパッドも沈み込んじゃってます。この5年間、実によく戦ってくれました。感謝。
断捨離したものをまとめるとこんな感じ
これ以上捨てられないと思っていた段階から、まさかこんなにも多くの不用品が出てくるとは……。こんまり流おそるべし。


After:「片づけ祭り」後の部屋の様子
机やタンスの引き出しはほぼ空に
すっからかんです。
引き出しは空。マウスもトラックボールのみとなりました。
残ったものは「学習机ひとつに入りきる量」になった
僕の所持品のすべてです。
ギターがなくなり、楽器類はベースとキーボードのみとなりました。
部屋全体の様子
パソコン周り
綺麗に片づいてます。本当に使うものって実はこれぐらいだったりするんですよね。
衣類関連
服類もすっきり。制服化しちゃえば服は少なくて済みます。
タンス周り
ベースケースやエフェクターケースをタンスの隅に追いやるのは変わってません。
部屋全体
こんな感じ。だいぶシンプルになりました。
部屋全体反対側
正直、カーテン横のジグソーパズルも捨ててしまいたいんですが、完成させるのに相当な時間を要したので……。これは僕にとって大事なものです。
まとめ
なんと今回の「片づけ祭り」で机ひとつに収まってしまう量にまでものを減らすことができました。
以前までは「もうものを減らすことはできない」と思っていたので、この結果には正直かなり驚いてます。

もう少し早い段階で人生がときめく片づけの魔法を読んでいたらもっと早くに部屋が片づいたことでしょう。
それでも僕はこのタイミングでこの本に出会ってよかったと思ってます。
これまでの4年間自分の頭で必死に考え、自己流の片づけ方を編み出し、部屋の約80%ほどを自力で断捨離してきました。
その断捨離経験があったからこそ、こうして「人生がときめく片づけの魔法」と出会い「片づけ祭り」を行うことができたのだと思ってます。
片づけの知識が全くない僕がこの本を読んでいても、いまとまったく同じ状況は作り出せなかったはず。
そう考えると「本当に長い間をかけて、いまのこの部屋があるんだな〜」と感慨深くなりますね。
本の中で出てくる「適正量のカチッとポイント」はまだ訪れていないので、ここからまだまだものが減らせそうです。自分自身でもそう感じていますし。
この環境を維持しつつ、これからもシンプルな生活を心がけていくつもりです。どうぞ参考にしてみてください。
無駄な出費を抑えて生活をさらにシンプルに!
身の回りが片づいたあと、僕はさらに生活をシンプルにしました。
とかとか。これからシンプルに生きていく上で、食事やお金周りのことは避けては通れない道です。
部屋の断捨離をきっかけに、自分自身のライフスタイルをシンプルにすることも考えてみてはいかがでしょうか。
ミニマリストが4年間で捨てたものリストと汚部屋脱出までの片付け方と断捨離の方法をまとめた記事もあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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元汚部屋住人が断捨離に目覚める!ミニマリストが4年間で捨てたものリスト
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汚部屋脱出ビフォーアフター画像!片付け方と断捨離の方法まとめ

