楽器にとって、日々のメンテナンスは命。
僕も普段ベースを弾いておりますが、メンテナンスをした後にはかなり調子が良いです。弾きやすくもなりますし、音も当然よくなります。
「楽器は生き物だ」と言われている所以が少しわかる気がしますね。
最近あまり世話をしてあげていなかったので、掃除をメインにベースのメンテナンスを行っていきますよ。
ちなみにネットや本などから"いいとこドリップ"で得た知識なので、間違っている点や自己流等を織り交ぜている部分があるかもしれません。
可能な限り正しい情報をまとめるようにしておりますが、参考程度にどうぞ。
何はともあれ弦を外す
まず弦を外しましょう。
以前までは「外した弦を鍋で茹でて、また張る」というパワープレイを取っておりましたが、新しい弦の良さを知ってしまったのでやりません。
金属製の蕎麦を茹でているみたいで楽しいことは楽しいんですが。
はい、外しました。ちなみに、隣にキーボードがちらっと見えていますが僕は弾けません。
指板の掃除をしよう!
指板は使用されている木材やフィニッシュによってケア方法が違うので注意が必要です。
ローズウッド指板、エボニー指板の場合
ローズウッド指板やエボニー指板は乾燥すると割れてしまう可能性がありますので、レモンオイルやオレンジオイルを使って磨いていきます。
メイプル指板(塗装有り)の場合
メイプル指板はオイル等でのケアは必要ありません。ギターポリッシュなどで汚れを落とすだけで十分です。
参考ベースのクリーニング方法|サウンドハウス僕のベースはローズウッド指板なので、今回はレモンオイルを使って磨いていきます。
柔らかい布などにオイルをつけ、指板を磨いていくだけです。
フレットの溝などの布が届きにくい部分は歯ブラシ等で。
フレットを磨こう!
指板の後はフレットを磨いていきます。と、その前に指板をマスキングテープで保護しておきましょう。こうしておくと指板を汚すことも傷つけることもありません。
なんということでしょう。途中でマスキングテープが切れてしまいました。こういったことがないようにきちんとストックは用意しておきましょうねー。
マスキングテープで保護したら、金属磨きで磨いていきます。今回は有名すぎる「ピカール」くんを使用。容器がベッコベコですが、車に轢かれたわけではありません。
左が磨いた方で、右がまだ磨いていない方です。違いがわかりますでしょうか。だいぶフレットが磨り減っているので分かりづらいかもしれません……。ほら、輝きが違うでしょう?
足りなかった部分のマスキングテープは、前半部分で使用したものを使いまわしました。
この時、ついでにペグも磨いておくとスマートかもしれません。
ボディを磨いていくよ!
さて、次はボディを磨いていきます。ベースの美しいフォルムを撫でるように布を滑らしていきます。この時がまた、何とも心地よいのです。
弦を張り替えよう!
今回張り替える弦はROTOSOUNDのROT-RS66LD、ステンレス弦ですね。
ビリーシーンモデルのROTOSOUND ROT-BS66と気分で切り替えたりしてます。
弦を張る際、僕のモデルですと裏通しが可能になっております。
よく見かけるやつ
裏通しの場合
裏通しにするとテンション感(弦を弾いた時の硬さみたいなもの)が上がるということらしいです。購入時には4、3弦が表、2、1弦が裏通しでした。いつもはその通りでしたが、今回はすべての弦を表で張りました。
まとめ
というわけで、ベースのメンテナンス掃除部門をまとめてきました。
まだこれからネックの調整や、ピックアップ調整、弦高調整、さらにはオクターブ調整などと続いていくのですが、今回はここまでとしておきましょう。
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