今回はかなりニッチな内容ですが、エフェクター等に興味がない方でも、「機材」という言葉に少しでもワクワクしたら写真だけでも眺めて行ってみてください。
エレキギターやエレキベースの音色を様々な形に変化させ、豊かな表現を可能にしてくれるアイテム「エフェクター」。手のひらに収まるものから、15インチのノートパソコンほどのものまでと、サイズも効果も色々なものがあります。
エフェクターに欠かせない「電源」
その「エフェクター」に欠かせないものが「電源」です。
機種によって違いはあるものの、多くの場合「直流9V」の電源を使用します。真っ先に思いつくものが006P型」とも呼ばれる、「9V電池」という長細い電池ですね。
そして、もう1つの方法として挙がるものが「AC-DCアダプター」。
コンセントのAC電源をDC電源に変換するものです。9Vのタイプのアダプターをエフェクターに繋ぐことで、電源を供給しているわけです。
今までエフェクターの電源の供給に使っていた「CAJ AC/DC Station Ver.Ⅲ」から「CAJ PBHUB6-C」に乗り換える一部始終をご覧いただきたいと思います。
「CAJ AC/DC Station Ver.Ⅲ」使用時のエフェクターボード
まずは「AC/DC Station Ver.Ⅲ」を使った状態でのエフェクターボードを見ていきましょう。ちなみに一番上の白い箱がそうです。
うん、とても良いんです。とても良いんですが。この装置、6台までのエフェクターに電源が供給できるんですよ。
しかし、僕がライブで使うエフェクターといえばせいぜい3つぐらい。ですので、いつも右3つは暇を持て余している状態なのです。
シンプルライフを目指している僕にとって、これはあまりスマートではありません。
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「CAJ PBHUB6-C」との出会い
そこで見つけたのが「CAJ PBHUB6-C」です。
こちらは「ジャンクションボックス」と呼ばれるもので、先ほど紹介した白い箱(AC/DC Station Ver.Ⅲ)は「パワーサプライ」です。ここの違いについてはまた後日改めて……。
そもそもなぜこれを見つけたのかと言いますと、「CAJ PB12DC9-2.1」という電源アダプターを持っていたからなんですよね。
「AC/DC Station Ver.Ⅲ」純正のアダプターが破損してしまい、新しいアダプターを探していました。そこでこの電源アダプターを購入したのですが……。
合いませんでした。
それもそのはず、「AC/DC Station Ver.Ⅲ」の電源部分はAC12Vアダプター、プラグサイズは2.5mmに対応しています。
一方、僕が購入した「CAJ PBHUB6-C」はAC9Vアダプター、プラグサイズは2.1mmでした。まずプラグが刺さりません。
このまま使わずにこのアダプターを持っているのも勿体なかったので、どうにか使ってあげられるようにしたかったわけです。
少し調べてみると「どうやら、PBHUB6-Cってやつと併用するといいらしい」ということが判明。
良さげだったので思い切って購入してみました。
「CAJ PBHUB6-C」を開封してみる
早速ネットで注文してみました。
開封してみます。
DCケーブルの40cm、50cm、70cm、90cm、100cmが1本ずつと、本体のみ。シンプル。素敵です。いや、待てよ……。
本体ちっさ。
この小ささはすごいです。それに軽い。コンパクト。「AC/DC Station Ver.Ⅲ」と比べてみると3倍ぐらい違いますね。
ニベアの青缶と比べてみてもその差は歴然。
それぞれのアダプターも含めて見てみると、グソクムシとダンゴムシほどの違いがあることがわかるかと思います。
繋いでみる
では、「CAJ PBHUB6-C」と「CAJ PB12DC9-2.1」を繋いでみましょうか。
あっ、とても良さそうな予感がします。エフェクターも繋いでみます。
非常にコンパクトにまとまりました。かなりスマートです。大満足です。
持ち運び方には便利だけど、「紛失」には注意
驚くほど小さくて軽いので、持ち運びにも便利です。
例えば、ズボンのポケットに入れてみたり。
小銭入れにだってスッポリと入ります。
これで、いつでもどこでもエフェクターに安定して電源を供給することができます。
——とまあここまでは冗談として、「持ち運びが便利だからこそ、紛失には注意」したいところではありますね。
まとめ
というわけで「CAJ PBHUB6-C」の購入は当たりだったようです。
まだざっくりとしか試していないのですが、ノイズもなく、音の劣化もないように思います。
ただ、Amazonのレビューを見てみると「耐久性に難有り」とのことなので慎重に使いつつ、この点をじっくりと検証していこうかと。
何はともあれ、以前よりエフェクター周りがスッキリしたので良かったです。
そして、「AC/DC Station Ver.Ⅲ」と「CAJ PBHUB6-C」を組み合わせることで最大11台ものエフェクターに電源を供給することができるようになりました。素晴らしい。そんなにエフェクター持ってないですが。
ノイズレスな「リニア方式(電源トランスの発生するAC[交流]電源を[DC]直流に変換する方式)」を採用しているため、パルスノイズのない安定したクリーン電源を得られます(スイッチング方式との比較)。
いま購入するのであれば、——使用エフェクター等の数にもよりますが——AC/DC Station Ver.VIをおすすめします。
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