DTM・機材

DTM環境に昇降式スタンディングデスクを導入して1年なのでデスク周り晒すよ

DTM環境に昇降式のスタンディングデスクを導入してから、あっという間に1年が経ちました。

この機会に「DTMにスタンディングデスクは合うの?」という疑問に答えつつ、デスク周りを晒していきます。

「音楽制作に役立つの?」
「ディスプレイの高さが合うか不安…」
「賛否両論あるけど、実際はどうなの?」

という疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スタンディングデスクとは?

スタンディングデスクとは、立ったままの状態で作業ができるデスクです。

ビジネスシーンにおいても、「スタンディングデスクの導入によって集中力が向上した」という話を一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

実際、2018年にはApple新本社「アップルパーク(Apple Park)」の全社員にスタンディングデスクが導入されたというニュースが話題になりました。

CEOのティム・クックは、「すべての従業員にスタンディングデスクが導入された。時に立ち上がり、時に座りと繰り返すことで、ライフスタイルはずっとよくなる」と主張しています。

スタンディングデスクは健康にいいの?

スタンディングデスクと健康に関する研究は賛否両論あります。

「長時間座ることは、健康に悪影響だ」とするものとしては、

  • 長時間座っていると、さまざまな癌になるリスクが上昇する1
  • 11時間以上座っている女性は、早死にする率が12パーセント増加する2

などが挙げられます。

一方、国際疫学協会の公式ジャーナル『International Journal of Epidemiology』誌に掲載された研究論文3によると、ロンドン在住の労働者5,132人のさまざまな座る習慣や健康習慣、生活習慣を16年間にわたって追跡調査した結果、「特定の行動や座っている合計時間が、死亡リスクの上昇につながることはない」との結論が下されています。

ただ、この研究においては、「被験者は比較的体をよく動かす市民だった」ことが確認されているので、ここをどう見るか、ですね。

スタンディングデスクが健康にいい、というわけではなく、あくまで「スタンディングデスクの導入によって座りっぱなしによる弊害が緩和できる」と考えたほうがいいかもしれません。

つまり、座っていようが立っていようが、「同じ姿勢で動かないこと」が健康にとって有害となる可能性があるのです。

どんな研究結果が報告されているかよりも大事なのは、「自分にとって、どうなのか?」ですよね。

DTMにスタンディングデスクを導入するメリット・デメリット

メリット

  • 眠気防止になる
  • 集中力を保てる
  • 勢いや気分が乗りやすい
  • 腰痛や肩こりが軽減される
  • 楽器や気持ちの切り替えがスムーズ

デメリット

  • 細かな作業には不向き
  • 慣れるまでに時間がかかる
  • ディスプレイの高さ調整が必須
  • 長時間立ちっぱなしだと足が疲れる

DTMにスタンディングデスクをおすすめしたい3つの理由

集中力を保てる

座りながらの作業だと、どうしても眠くなったり、だらだらしてしまいがちですよね。

スタンディングデスクを導入することで、脳と体に適度な刺激が生まれるので、眠気防止集中力保持につながります。

慣れるまでに時間はかかるかもしれませんが、慣れてからは「立っているときのほうが作業に集中できる」ので、結果的に作業パフォーマンスが上がると考えられます。

また、作業中は自由に動くことができる(踊ったり、ゆらゆらしたり)ので、作業に飽きにくいというのもポイントですね。

腰痛や肩こりが軽減される

DTMは一般的に「長時間座っての作業がメイン」になるので、どうしても体への負担が大きくなってしまいます。

腰痛や肩こり、首の痛みがある状態では作業に集中できませんし、創作意欲も湧きませんよね。

高さの調節が可能な昇降式タイプのデスクであれば、自分の身長にあわせて使うことができるので、体への負担を軽減できます。

作業に入るまでの時短になる

「座る→やる気スイッチON(PCのスイッチON)→作業」の流れが一気に「やる気スイッチON→作業」になるので、作業に入るまでのスピード感がぐっと上がります。

座る動作をすると、どうしても作業の前にワンクッションの空きができてしまうので、そこをカットできるのは大きい魅力ですね。

立ったままの状態だと楽器を持ち替えるのも楽ですし、気持ちの切り替えもスムーズに行うことができますよ。

スタンディングデスクの種類と特長

スタンディングデスクは、大きくわけて3つのタイプに分類できます。

  • 自分に合った高さで使う「固定タイプ」
  • 自分の身長に合わせられる「昇降タイプ」
  • 今あるデスクを活用できる「卓上タイプ」

キャスター付きの移動式デスクや自転車型のスタンディングデスクもありますが、DTMには不向きなので、ここでは割愛します。

固定タイプ

昇降はできませんが、比較的安価のため、導入しやすいタイプのスタンディングデスクです。

ずっと立ちっぱなし、もしくはスタンディングデスク用の椅子を使用する、と割り切ってしまえば、このタイプで十分でしょう。

昇降タイプ

サイズと価格、機能のバランスが取れた、スタンディングデスクのオーソドックスなタイプです。

本格的にスタンディングでの作業に移行するのであれば、このタイプがおすすめですね。

卓上タイプ

「いきなりスタンディングデスクへ移行するのは不安…」という方には、手持ちのデスクに組み合わせられる卓上タイプがおすすめです。

持ち運びも可能なので、——面倒ではあるものの——今まで使用していたすべてのデスクをスタンディングデスクにすることができますよ。

僕が導入したのはこのタイプですが、1年経っても耐久性に問題はなく(ほぼ毎日昇降している)、状況に応じて変形できる便利さは一度体験すると離れられません。

気軽にスタンディングデスクを導入できるので、僕としてはこのタイプを一番におすすめしたいですね。

DTMには昇降式がおすすめ

長時間の作業が予想される場合、まさか「作業中ずっと立ちっぱなし」というわけにもいきません。

「作曲は立ちで、ミックス作業は座りで」といったように、作業や目的に合わせてデスクの高さを変えることができれば一番いいですよね。

DTMにおいては、状況に応じて高さの調整が可能な「昇降式のスタンディングデスク」がおすすめです。

昇降の方式によって、耐荷重性や昇降のしやすさに違いはありますが、DTMでは「電動式」か「ガス圧式」のどちらかから選んでおけば問題はないと思われます。

「スタンディングデスクは自分に合うのか?」という導入リスクもあるので、予算に応じてベストだと考えられるタイプを選ぶといいでしょう。

  耐荷重性 昇降のしやすさ 価格
電動式
油圧(ガス圧)式
手回し(ハンドル)式

スタンディングデスクを選ぶときのポイント

DTM用にスタンディングデスクを選ぶときは、以下の3つに気をつけましょう。

  • 「デスクに何を置くか?」
  • 「耐荷重性に問題はないか?」
  • 「ディスプレイの高さに問題はなさそうか?」

デスクトップPC、ノートPC、ディスプレイ、スピーカー、MIDIキーボード、マウス、キーボード、etcetc……。

デスクに置く機材やツールによって、デスクの広さや奥行きが変わってきます。

スピーカーを置いて、ディスプレイを置いて、MIDIキーボードを置いて——となると、奥行き60cmだとちょっと狭いですので、せめて80cmは欲しいところです。

カラーボックスやハードケース、エフェクターケースなどを利用して、擬似的にスタンディングデスク空間を構築して判断してみてもいいかもしれませんね。

ディスプレイとスピーカーの配置を考える

ディスプレイやスピーカーをデスクの上に配置する場合、デスクの昇降と一緒に動かせるという利点があります。

ただ、機材の重みにデスクが耐えられない可能性もあるので、許容重量をきちんと確認しておきましょう。

デスクの上にスピーカー等を配置しない場合は、別途デスクや棚、スタンドが必要になります。

スピーカーの位置は立ちと座りのどちらに合わせるか

ミックス作業のように長時間の作業が予想される場合は、座ったときのリスニングポイントにスピーカーの高さを合わせたほうがいいと思われます。

立っているときに合わせることも可能ですが、スピーカーを固定するスタンドや器具が必要になるので、手間や設備費はかかりますね。

立ちと座りでそれぞれ別のモニタースピーカーを用意できれば一番ですが、実際はそうもいきません。

「座りでのミックス作業にはきちんとしたスピーカー、立ちでの作曲には安価なスピーカー」という棲み分けが現実的かな、という印象ですね。

モニターアームの重要性

ガス圧式でディスプレイの高さや角度を調整できるモニターアームは、昇降式のスタンディングデスクと合わせて導入しておきたいですね。

デスクの高さによっては、ディスプレイを最大限に高くしても、目線より低くなってしまう場合があります。

モニターアームを導入する際は、設置するデスクの高さも考慮して選ぶといいでしょう。

【DTM環境】デスク周り晒すよ

シンプルワークデスク+スタンディングデスク

僕が使っているスタンディングデスクは、卓上タイプの昇降可能なモデルです。

いきなり据え置き型のスタンディングデスクを導入することには抵抗があったので、すでに所有していたサンワダイレクトのパソコンデスクにあわせる形になりました。

両脇にあるレバーを掴んでデスクを下ろすと、座っての作業に切り替えることができます。

パソコンデスクについて

  • 幅160cm×奥行70cm:作業スペースが広く確保できる
  • 耐荷重50kg:ディスプレイやスピーカーを並べて設置できる
  • 天板から床まで約64cm:足元に余裕があるのでゆったり使える

スタンディングデスクについて

  • スライド式のキーボードトレイが便利
  • 組み立て不要で、今使っている机とあわせて活用できる
  • 幅81cm×奥行52cm:天板が広いから、外部モニターとノートPCを置ける
  • 高さは5段階に調節可能:16.5cm - 25cm - 32.5cm - 38.5cm - 41.5cm
  • 許容重量:上下運動を加味すると15kg前後、上下運動を加味しない場合は40kgまで
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キーボートとマウス

作業中はノートPCのキーボードに手が届き辛くなってしまうので、別途Ankerのワイヤレスキーボードロジクールのトラックボールを使っています。

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外部ディスプレイとモニターアーム

ASUSの28インチゲーミングモニターエルゴトロンのモニターアームで支えています。

デュアルディスプレイ化すると作業効率が大幅にアップするので、おすすめですよ。

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実際にスタンディングデスクを使ってみた感想

正直、長時間立ちっぱなしというのはしんどいので、適度な休憩は必須です。

ただ、座って作業をするとしても、集中力がキープできる時間に大差はありません。

「立つのが疲れたときは集中力も切れている証拠」と割り切ってしまって、疲れたら休む、を繰り返すのがいいと僕は考えています。

むしろ、座っていると、つい集中しすぎて疲れてしまったり、変な体勢のまま作業をしてしまっていたり、といろいろな弊害が出てきてしまうんですよね。

作業や目的、状況に応じて、立ちと座りをシームレスにできる環境が理想なので、

  • スタンディング用の椅子(カウンターチェアやスツールなど)
  • スタンディング用のマット(クッションマットやフロアマットなど)

があると、よりよい環境づくりができそうです。

まとめ

僕の環境だと、ここまでの重量に耐えられますが、

  • スピーカーの位置は座ったときにあわせればいい
  • こんなにディスプレイ要らない(集中力がかえって散漫になる)

という問題が出てくるので、大事なのは、やっぱり「節度のある環境構築とバランス」ですね。

使わない機材をデスクに置いておいても邪魔なだけなので、あくまで「シンプルかつ快適な環境構築」を心がけていきたいところです。

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  1. Sedentary Time and Disease Incidence, Mortality, and Hospitalization | Annals of Internal Medicine | American College of Physicians
  2. Too much sitting linked to an early death - Harvard Health Blog - Harvard Health Publishing
  3. Associations of sitting behaviours with all-cause mortality over a 16-year follow-up: the Whitehall II study | International Journal of Epidemiology | Oxford Academic

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