自転車日本一周2日目レポート。秩父聖地巡礼→皆野→長瀞→寄居

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——あれから、どのくらいの時が経ったのだろう?

前回→自転車一周旅行初日レポート。畑トンネル〜ここさけ&あの花聖地巡礼

第一章『デジタルとアナログ』

自転車のペダルを踏みながら腕時計に目をやる。この時計はアウトドアメーカーの代物なのだが、時刻はアナログで表示されている。

ふと、何故だかデジタル時計のことをあまりよく思っていない自分がいることに気が付く。

きっと子供の頃に読んだ探偵モノのマンガの『遭難した時はアナログ時計で方角が分かる』という内容が未だに頭に残っているからだろう。

しかし時計を一目見ただけで時刻を正確に知ることができるのは言わずもがな”デジタル表示”だ。

自転車に乗っている最中に時間を確認するときには、それこそ一瞬で正確な時刻を知ることがが何よりも重要だということに気付かされる。

「あちゃ〜。こんなことだったらスマートさを重視してアナログ時計を選ぶんじゃなかったよ」

心の中で過去の自らの選択を若干後悔しながらも僕は自転車をひたすら漕ぎ続ける。

第二章『無心』

どうしてこうも必死に自転車を漕いでいるのか。それは『自転車で日本一周をする』という計画の真っ最中だからだ。

そのためこうして無心にペダルを踏み進めているわけなのだが、腕時計に苦言を呈している時点で”無心”ではないと言えるだろう。

さて、肝心の”時間”のことなのだけれど、ちょうど今日の出発地点から6時間が経過していたようだ。


↑〜定林寺〜『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』


↑〜旧秩父橋〜『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』


↑〜大慈寺〜『心が叫びたがってるんだ。』

お気に入りのアニメの聖地巡礼をしたり、たまたま目に入った公園を散策したり、はたまた道の駅で自転車のメンテナンスをしたりしていた。

その時間を差し引けば自転車を漕いだ時間は、せいぜい3時間ほど、と言ったところだろうか。


↑ムクゲ自然公園からの眺め。

幸い、休憩時間が多かったおかげで体力はゲージマックスに近く、先ほどコンビニでアイスを食べたので足取りも軽い。

もしかしたら朝に訪れた温泉の効能もあるのかもしれない。なんでも、ニ種類の鉱石の効能が良いハーモニーを出しているとか。

思えば、どっぷり一時間も浸かってしまっていたようだ。

それと、素人なりに頑張った自転車のメンテナンスも少しは良い影響を出せていると嬉しいのだが。

一度しっかりとした自転車メンテナンスの知識と技術を、人類の英知「うぇぶさいと」から学んでみようと思う。

第三章『アバウト』

家を出てから二日目の今日、想像以上に自転車旅の過酷さを身に染みて感じている。

荷物は重いし、腹は減るし、喉は渇くし、寝床はないしでもう散々だ。

それでもどこかこの状況を楽しんでいる自分がいる。これが”旅”の魅力なのだろうか?

この旅はいわば無計画、つまりノープランのもと実行されている。

目的はアニメの聖地巡礼、心霊スポット巡り、世界遺産巡り、といろいろとあるのだが、何せ夏休みの宿題もラストスリーデイズで片付けるこの性格だ。

おそらく、旅の計画にも決して良いとは言えないこの生き方が悪い影響を及ぼしたに違いない。

言わずもがな今向かっている目的地もついさっきアイスを食べながら決めた場所だ。

程よい距離にある道の駅。

これが今僕が向かっている目的地である。

行き当たりばったり、思い立ったが吉日、とりあえずやってみる、がモットーの僕の信条を見事に表している。

実にアバウトでテキトーだ。素晴らしい。

第四章『雨』

「あ、雨だ」

ハンドル部分に装着したスマートフォンにポツポツと水滴が付く。

「天気予報だと夜からだって言ってたんだけどなぁ……」

時刻はまだ午後五時前。もちろん今日の宿もどこにするか決めていない。

一瞬眉毛の太い天気予報士の顔が浮かんだけれど、悪いのは彼じゃない。天気予報を信じ込んでしまっていた僕が原因だ。

いや、今は自分を責めるよりも雨をしのげる場所を探すことが先決か。

とは言っても目的の道の駅もすぐそば。僕は安心しきっていた。今日の夜はそこで一夜をやり過ごそう、と。

しかしこの期待は裏切られることになる。

「——な、なんだこれ……」

僕の目に飛び込んできたのは、本日は営業しておりません、の文字だった。

息を切らしながらも頭を必死に回転させようとする。

道の駅というものは営業日以外も空いているものではないのか? なぜ今日なんだ? どこかから入れないだろうか?

だが道の駅は完全に閉じられていた。ゲートが閉まっていたのだ。

このままでは寝るところもなく、雨にさらされながら夜を越さなくてはならない。ここで立ち止まっているわけにはいかない。

橋の下に避難するか、神社や寺に逃げ込むか、それともダメ元で泊まれそうな公園を当たってみるか。

僕にできることは必死に自転車を漕ぎ続けること、それしかなかった。雨が止むのを待つよりも、早く安心できる場所に逃げ込みたかった。

道路に突然現れた公園の案内看板、のようなもの。急ブレーキをかけ、その文字を再確認する。

「ここしか、ない……!」

そうして僕は奇跡的にとある場所に導かれるようにして向かうこととなる。

To be continued.

あとがき

思いつきで小説風に旅のレポートを書いてみました。完全な気分です。

とりあえず2日目は聖地巡礼に始まり、温泉、公園観光、自転車メンテナンスって感じでした

途中雨が降ってきてパニックになりましたね。宿が見つからない、っていう恐怖感があんなに苦しいものだとは……。

次回は2日目の宿探しの結果と、3日目のレポートを書きます。

気が向いたらまた小説風に書くかもしれないし、それともいつもの感じでブログを書くかもしれないし、はたまた写真だけの奇抜な内容かもしれない。

いずれにせよ更新は続けます。

次回→自転車日本一周3日目レポート。雀川砂防ダム公園〜高麗神社〜巾着田

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この記事を書いた人

あめよふれ

あめのはっていいます。どうぞよろしく。

「”とり”あえずやっ”てみ”る。略して、とりてみ」がモットーの24歳。ノマドチャリダー。自転車で日本一周してます。アニメ聖地・心霊スポット・世界遺産巡り。趣味はアニメ鑑賞・ベース演奏・旅行・カメラなど。