自転車日本一周の旅11日目。自分の限界と自分の心の奥底にある感情

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今日の1日を一言で表すならば、それは『心ブレイカー』。

終わりの見えない上り坂で何度も叫んでは、諦め、また進み始める、の繰り返し。

心がポッキリと折られました。

自転車日本一周の旅11日目スタートです。

前→自転車日本一周の旅10日目。山キッツ!道の駅茶茗館〜上島キャンプ場

自分の限界、自分の心の奥底にある感情が垣間見えた1日でした

自分の体力のなさに絶望し、ガードレールに八つ当たりをし、空になったペッドボトルから一滴の水を絞り出し、飲む。

それでも前に進むしかなくて、自転車を押し歩くしかできなくて。

終わらぬ上り坂に対する怒りだったり、ペダルを思うように漕げない悔しさだったり、坂を上りきった時の喜びだったり、明かりのない恐怖だったり。

今日はとにかく自分の限界自分の心の奥底にある感情がちょっと垣間見えた気がします。

普段感情を表に出すことがあまりないのですが、土壇場になれば僕でもちゃんと感情を表現できるんだってことが分かっただけでも今日の収穫とします。

そういうわけで今回は写真少なめです。

「行けるところまで行こう」って出発したのがそもそもの間違いでした

昨夜の宿泊地『上島キャンプ場』のチェックアウトの時間は午前12時とゆっくりめだったので、のほほんと過ごしてました。

黒くてアホみたいにデカいハチがブンブン飛んでて非常に恐怖でした。

そこの一帯だけ花粉が飛んでいるせいか、くしゃみと鼻水が止まらなかったです。

だからハチも多かったのかな。言わずもがな重度の花粉症です。

止まらない鼻水をタオルで終始拭つつも、次の目的地である『阿智村』への道のりをiPhoneで検索。

頑張れば1日で行けない距離ではないけれど、出発が午前12時となるとちょっと際どい感じ。

今思えば「行けるところまで行こう」って出発したのが間違いでした。

それからはひたすら山道。山道に次ぐ山道。クマ出没注意の看板と、時間と、ハチとの闘い。

今日ほど泣きたくなった日は旅始まって以来ないです。

すれ違うトラックに恐れおののき、幾度となく訪れる真っ暗闇のトンネルをビクビクしながら進み、越えても越えてもまた現れる上り坂に心を幾度となく折られました。

正直、自転車を放り投げてヒッチハイクでどこかへ逃げたかった。

車は通らないし、人もいないし、街灯もない。

何度も心の中で叫んだね。いや、実際に何度か叫んだか。

佐久間ダムを見てちょっとテンションを持ち直す

時間にすると約5時間ほど上り坂でした。ひたすら、もうそれはひたすら自転車を押し歩くだけの時間。

途中、佐久間ダムで写真を撮ってなんとか精神状態を保ってました。

うん、綺麗だね。

そしてやっと愛知県入り。

食料も尽き、水も全て飲み干し、ペダルを漕ぐ気力さえ湧かない。

おまけに土砂崩れで道路が通行止めになってたり。そのせいで大幅に大回りする羽目になりまんた。

日が暮れて夜になり、今日の宿も見つからないまま山道を歩く不安さと言ったら表現しようがないです。

そろそろ身体も精神も限界近いっぽい

iPhoneで音楽を流しながら気を紛らわせてたんですが、そのせいで充電がなくなり道筋が分からなくなってしまった次第でございます。

いよいよ不安がMAXになり、それと反比例して気温はグングン下がり、それとともにテンションは沈んだまま一向に上昇の兆しを見せません。

時刻はすでに午後7時30分。

ようやく上り坂は終わったものの、とにかく寒い。そして道も分からない。暗い。

青看板はあるものの、どっち方面に進めばいいか分からない(写真は夜です)。

モバイルバッテリーでiPhoneの充電をするも、なかなか電源が復旧せず、結局マップを確認するまで30分もかかってしまいました。

とにかく体が冷えて仕方がないので、上下にレインウェアを着込み、なんとか体温を確保。

時刻は午後8時過ぎ。

いよいよヤバい。宿がない不安、食料がない恐怖、水分が補給できない絶望。

とりあえず腹が減ったのと喉が渇いたので、一番近いコンビニを目指すことに。スーパーでも良かったんですけど、もうすでに閉まってる時間でしたからね。

しかしコンビニまでは現在地から約2時間ほどの見込み。急いでも1時間半はかかります。

けれども体力が残っていないせいか自転車のペダルは重く、ハンドルを握る手もかじかんで言うことを聞いてくれない。

車の通りは少ないものの、このまま進めば単身で事故るか、手が寒さでやられる。

と、真っ暗闇の道路を自転車で爆走していると前方にかすかな明かりが……。

少し明かりが見えただけでこんなにもホッとするもんなんですね。

電気って素晴らしい。人類の叡智に感謝。

道路にも徐々に電灯が増えてきて、やっと街っぽいところまで下りてきました。

あぁ、安心した。心底安心した。

あのまま山の中で一夜を越すとかどう考えても無理です。

幸運にも坂を下りたところに道の駅が出現。

とりあえずそこでトイレ休憩と水分補給をすることに。時刻は午後8時半。

トイレを済ませ、自販機でホットコーヒーを買い、近くのベンチに座ってぼへーっと星を見上げてました。

ダンディなライダー男性登場

そこにバイクから降りて自販機で飲み物を買っている40代ぐらいのダンディな男性が登場。

普段の精神状態なら話しかけることはまずないのですが、疲労と空腹と水分不足でおかしなテンションになっていた僕はいつの間にか話しかけてました。

バイクでツーリング中とのことで、新潟→長野あたりを行ってきたのだとか。

長野県坂城町で「ねずみ大根」が入ったうどんを食べてきたみたいです。本当はソバを食べたかったようなのだけれど、狙ってた店が今日は休業日だったらしいです。

めちゃくちゃ辛いらしい。気になるので長野県に行った際には食べてみようっと。

で、『今から近くのコンビニ行こうと思ってるんです』と話していたら、『ここ(道の駅)泊まっちゃえば?』とアドバイスをくれました。

うん、その発想はなかった。

もう頭もよく回っていなくて、とにかくコンビニに行くことだけが最優先事項と化してたわけです。

冷静に考えたら明日でもいいじゃないか。

あ、そうそうライダーの男性に名刺お渡ししました。

ということで今日は道の駅にテントを張って一夜を過ごします。

ちゃんと許可を取りたかったんですが従業員らしき人影は見つからなかったですね。

目立たない場所にテントを設営し、明日の朝は早くに出ます。

それにしても、ここなんて名前の道の駅なんだろう……。

次→

本日のザックリルート

走行距離:48.9km(Road Bike計測)
高度上昇:2841m
高度下降:1972m
出費:410円
名刺消費数:1枚
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この記事を書いた人

あめよふれ

あめのはっていいます。どうぞよろしく。

「”とり”あえずやっ”てみ”る。略して、とりてみ」がモットーの24歳。ノマドチャリダー。自転車で日本一周してます。アニメ聖地・心霊スポット・世界遺産巡り。趣味はアニメ鑑賞・ベース演奏・旅行・カメラなど。