デスノートのジェバンニから一晩で学ぶ、名前にまつわる不思議なお話

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名前を書き込むと、名前を書かれた相手は死んでしまうという「デスノート」

死因や死の時間をも操れてしまうというのですから、もはや恐怖以外の何物でもありませんな。

つまり、今、目の前で、

あーっ、どうもどうもぉ!ワタクシ、”シラカワ”と申しますぅ!はい!白黒の”白”に、さんずいの方の”河”でございます!えっと、下の名前はですね……

と、ご親切に自分の名前を電話で口頭説明して頂いているサラリーマン風の男性は、今頃第二のシブタク*1になっていたかもしれないということです。

これから先、いつこの世界にデスノートが降ってくるかわかりません。この機会に、「名前には不思議な力が宿る」ということについて学んでおきましょう。講師にはジェバンニさんをお迎えしました。

SPK捜査本部のジェバンニです。よろしくお願いします。

よろしくお願いします(ほ、本物だ……!)。

名前には力と権威が宿る

早速ですが、「”名前”には力が宿る」とはどういうことでしょうか?

言霊ことだまを思い浮かべていただけるとわかりやすいかと。言葉がすべてを司る、といった感覚ですね。

言霊……?うーん、少しオカルトっぽいというか、スピリチュアルな感じですねぇ……。

古来から、世界中には「言霊」、つまり「名前には力がある」と信じられていました。日本にも、古い言い伝えで似たような話があったはずですよ。

えっ、日本に?

例えば、「妖怪」ですね。妖怪に名前を知られてしまうと呪いを受けてしまいますが、反対に妖怪の名前を知ることができればその妖怪を支配・使役することができる、という言い伝えです。

あっ!「悪魔」にも似たような話がありませんでしたっけ?

そう。悪魔払いが悪魔から名前を聞き出そうとするのもそれが理由です。他にも「鬼」「天使」がそうですね。まずは相手の名前を知ることから始めるんです。

映画などでよく耳にする、「神の御名において命ずる〜」というセリフもそうですか?

よく気がつきましたね。旧約聖書に登場する唯一神は「YHVH」と表記されますが、実のところ正しい発音はわかっておりません。ヤハウェ(ヤハヴェ)やエホバと呼ばれていますが、本来の読み方をすることで「奇跡的な力を得られる」という伝承が存在しています。つまり、神の名には力と権威が宿っているということです。

あ、それって、「あー?お前、◯◯さん知ってんの?俺さ、◯◯さんにめちゃくちゃ可愛がってもらってるんだよねぇ?俺に手出したらどうなるかわかってんの?あぁ?」みたいなのと一緒ですか?

ちょっと違うけど、訂正するの面倒だからそれでいいや。うん。

名前を知られること=支配されること

ここでもう少しわかりやすい例えを出しましょうか。ジブリ作品の『千と千尋の神隠し』をご存知でしょうか?

え?も、もちろん知ってます(まさかジェバンニさんからこのタイトルが出てくるとは……)。

映画の冒頭部分では、主人公の千尋が「ここで働きたい」と湯屋の主・湯婆婆ゆばーばに頼み込むシーンがありますよね。ここで、千尋は湯婆婆に名前を奪われてしまうんです。

たしか、そのあと「千」という新しい名前をつけられてしまうんでしたよね。

えぇ。名前を奪うことで自由を奪い、千尋を支配したんです。

うわ、怖ぇーっすね。

同作品に登場する“ハク”も名前を奪われた一人です。彼は自分の本当の名前を忘れてしまっており、支配から逃れない状況にあったわけです。

えーっ。ハク、めっちゃ可哀想じゃないですか……。

そのため、ハクは、千尋に対して「決して本当の名前を忘れるな」と忠告をしていたわけです。

なるほど。ハク、めっちゃいいやつ。

同じく、日本のアニメ「夏目友人帳」にも似たような描写があります。

えっと、「夏目友人帳」ですよね。はい、わかりますよ(ジェバンニさん、ホント何でも知ってるな……)。

「夏目友人帳」は、妖怪が見える少年・夏目貴志がニャンコ先生(斑)と共に妖怪達に名前を返していく物語です。彼の祖母・レイコの遺品の中から、妖怪を負かして奪った名前を集めた契約書「友人帳」を見つけたことからこの物語は始まるわけです。

たしか、作中では妖怪の名前を知っているだけでその妖怪を召喚アモーレすることができるんでしたよね。

そうです。そこからもわかる通り、名前を奪われるということは、名前を知られるということであり、同時に支配されるということでもあるのです。

ふええ……。

名前は物の本質を表し、それぞれに意味がある

さて、少し違う話をしましょうか。「名前は物の本質を表す」という話です。

『物の本質を表す』?

そう。例えば、「カブトムシ」は兜の虫、「温泉」は温かい泉、「突風」は突然の風……。と、名前にはその名前をつけられたものの”本質”や”形”を表しているのです。

なるほど。言われてみればたしかにそうですね。

同じように、ネガティブな言葉や意思にもそれぞれ意味があり、本質があるのです。言霊がネガティブな意思に従って力を発揮した結果、ネガティブな言葉を発した者には不幸が寄ってくるのです。

ちょっと信じがたいですが、世の中を見ているとそんな感じがしてきますね……。

不平や不満を口に出してはいけない、というのはここから来てるんですよ。負の感情がこもった言葉(言霊)は、自分だけでなく他人にも大きな影響を与える力を持っているのです。

最近では、イジメを苦にして自殺、なんてニュースをよく耳にしますしね……。

えぇ。イジメが原因で自殺を選んでしまうだなんて……。非常に胸が痛みます。こういった事態を避けるためにも、私たちは今一度”言葉の力”について学ぶ必要があるのです。

なぜ名前をつけるのか?

ジャバンニさん。そもそも、人間はなぜ妖怪や怪異に名前をつけるのでしょう?別に名前がないものがあったってよくありませんか?

文明がまだなかった頃、人間が最も恐れていたものは”夜”でした。言葉を替えるならば“闇”ですね。ひとりかくれんぼのご経験があるあなたならこの恐怖はおわかりいただけますよね。

ひ、ひとりかくれんぼ、ね……。あー、はい。暗いところは怖いです。ホント。クライトコロハ……イヤダ……クライトk(ry

関連:ひとりかくれんぼを実際にやってみたので体験談まとめ

それに、大昔は真の闇です。星と月の明かりしかなかったわけですから、当然、肉食動物が闇に紛れてやってくる危険もあったのです。

あ、それ普通に幽霊よりも怖いっす。

まぁ、下手すると死にますからね。つまり、人類は心の底から夜の闇を恐れていたのです。得体の知れない何かが襲ってくるのではないか、闇に紛れて獣が忍び寄ってきているのではないか、とね。

ちょっと考えただけでも身震いがしますね……。

得体の知れない何か。それに対する本能的な恐怖を抑制するために名前を与えていったわけです。

……?えっと、本能的な恐怖があることはわかりました。でも、それがなぜ「名前を与えること」に繋がるんですか?

先ほどもお話しした通り、「名前には物の本質」が表れています。名前を与え、それを知ることが本質を知ることに繋がり、危険を回避しやすくもなる、と。

ふむふむ。

そして、名前が持つ「支配」の力。これを利用すれば、名前の持ち主がこちらへ何らかの害を及ぼそうとしてもそれをいましめることができます。

あ……、どっちも「名前がないとできないこと」ですね。

そうなんです。人間が最も恐怖する要因は「知らないこと」です。名前さえつけてしまえば、「闇に潜んでいるかもしれないよくわからない存在」が「もう名前を知っている存在」にランクアップするわけです。既知の存在になることで恐怖心が薄れ、非常に対処がしやすくなる、と。

おー、そういう理由があったんですね。……あ、でも、それなら人間に害を及ぼすものがなくてもよくありませんか?地震とか、怪奇現象とか。

はい。名前を知っているとはいえ、人間に大きな害を及ぼしてきた妖怪や怪奇現象が存在していたことは事実です。いくら名前を知っていても、その魂を支配する手段を知らなければまったく意味がないのです。

そして、思い出す「ひとりかくれんぼ」

そういえば、「ひとりかくれんぼ」のときにもぬいぐるみに名前をつけました。

それはそうですよ。人形ぬいぐるみと「かくれんぼ」をするわけですから、必然的に相手の名前を呼ぶことになります。そのためには名前が必要、ということですね。

……本当にそれだけの理由ですか?

名前には言霊の力支配する力があります。そして、その物の本質をも知ることができるわけです。

(ゴクリ……)

それに加え、自分の体の一部をぬいぐるみに入れることによって、ぬいぐるみには魂が宿ります。つまり、自分の分身になる、と。

……。

自分自身の分身となったぬいぐるみには周囲の低級霊が集まります。その後、強い力を持った状態のぬいぐるみを包丁で刺すことで、中に封じ込められていたあらゆる霊や力が辺りに散らばる……。まぁ、何も起きないわけがないですよね。

弁解の余地もございません……。

まとめ

私はオカルトの類は一切信じておりませんが、この世界には“デスノート”“死神”が実際に存在していた。まだまだ私たちに知らない何かが、この世界にはあるのかもしれませんね……。

(あっ!ジェバンニさん、なんか締めっぽいこと言ってる!えーと、えーと……。そうだっ!映画の告知しないとっ!)

さて!2016年10月29日から全国ロードショーとなった映画『デスノート Light up the NEW world』!あのキラ事件から10年。なんと、人間界に再び6冊のデスノートが落とされる!何やら、「夜神月、復活」「Lの後継者」「弥海砂」「死神の目」「ノートの封印」などのキーワードが大きく関係してくるんだとか!

……?映画?キラ事件から10年?ちょっと待ってください。あなたは一体何を言っているんですか……?

『デスノート Light up the NEW world』の公開に伴い、その前日譚となるドラマ『デスノート NEW GENERATION』が9月16日からHuluにて配信中!捜査本部の三島&Lの遺伝子を継ぐものとされる竜崎&キラ信者の紫苑の3人がそれぞれ主人公となった3話が公開されています!

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え?あの、聞いてます?

今回の映画に続く伏線がたくさん張り巡らされたドラマになっているというわけですね……!ドラマで予習していかないと!

(番宣……?)

ジェバンニさん、本日はありがとうございました。

あ、いえ、こちらこそありがとうございました(なんか納得いかないなぁ……)。

参考にさせていただいたサイト様

*1:夜神月のデスノートによる第二の犠牲者。名前を名乗りつつ女性を強引にナンパしていた際にデスノートの効果「死因指定」を確かめる為の実験体として名前を書かれた。もちろん、デスノートの効果は現れ書いたそのままの原因で死亡。
シブタクとは (シブタクとは) ニコニコ大百科 スマートフォン版!

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