小学3年生の時に初めて自分の力でお金を稼いだ話

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“自分の手でお金を稼ぐ”。

なんとも素晴らしい響きですね。

今回は、「私が小学3年生の時に”初めて自分の力でお金を稼いだ”話」をさせていただきたいと思います。
もしかしたら、これがビジネスとやらの根源たる面白さというものなのかもしれませんね。

水を浴びに行こう

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私は小学3年生の頃、”超”がつくほど悪戯好きのガキンチョでした。
その日も、悪友であり親友のMくんと、家の前でアイスを食べながら『何の悪戯をするか』を考えていました。

大抵の悪戯はすでにコンプリート済み。辺りの怖い大人には一通り怒られ済み。
当時流行っていた遊戯王カードにも飽き、ベイブレードにも飽き。

さて、暇だ。どうしよう。

日差しは強く、ぼーっと座っているだけでじっとりと汗をかくほど暑い。
このまま溶けてしまうんじゃないか、と思うほど圧倒的な太陽光。

「よし。水を浴びに行こう」

干からびる寸前で私たちが出した結論は、ズバリ”水浴び”だったのです。

川で遊び続ける理由

家の近所には、”川”も”公園”もあります。
しかし、私たちはほとんどの場合、川で遊んでいました。

公園がすぐそこにあるにも関わらず、なぜ川ばかりに遊びに行っていたのか。
それは、「公園を避けなければならない理由」があったから。

そのたった一つの理由とは……。

公園には上級生がいるから。

そう。いわば、公園は「上級生たちのナワバリ」と化していたのです。
何を隠そう、私とMくんは、学校でもそこそこ名の知れた“ワルガキ二人組”
先生方からの評判はもちろん、上級生たちにも目をつけられていました。

その公園には、ほぼ毎日と言っていいほど上級生たちがいた。
このことはすでにリサーチ済みでした。

そんなところへ嫌われ者の私たちが行こうものならどんな目に遭うかわかりません。
お互いに口には出さなかったものの、「先輩が怖くて」公園には遊びに行かなかったのです。

いえ、行けなかったのです。

苦手を克服する力

しかし。

川は飽きた。外は暑い。

単純な脳の作りの小学生にとって、この二つだけで十分でした。
「先輩への恐怖」を打ち破るためにはこの二つだけで十分だったのです。

私たちはついに公園へ向かうことを決意しました。

いざ、公園へ

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暑さに耐えられなくなった私たちは、ついに公園へ向かうことにしました。
上級生たちがいるであろう、恐怖の公園に、です。

足取りは重く、心なしか嫌なイメージしか頭に浮かんできません。
それでも、前に進む。進まなくては”水浴び”はできないのです。

家から5分ほど歩いた場所にある公園。
たどり着く数m前から嫌な予感はしていたのです。

ボールを蹴る音、楽しそうな声、地面と靴が擦れる音。

『上級生たちだ……!』

私たちは確信していました。
『今、公園では上級生たちがサッカーをしている……!』と。

それでも足を止める気はさらさらありませんでした。
もう決めてしまったのです。”たとえ、どんな困難が待ち受けようと水浴びをする”ということを。

予想通りの反応

私たちが公園へ足を踏み入れると、急に上級生たちの動きがピタッと止まりました。

『あ?俺ら遊んでんだけど?』『何、オメーら勝手に入ってきてるわけよ?』

そんな先輩たちの心の声が聞こえてくるようでした。
しかし、それでも真っ直ぐ公園を突き進みます。

『ぶん殴られたっていい、悪態をつかれたっていい。ただ、ただ僕らは水浴びがしたいだけなんだ』

とても純粋な想い。ワルガキなりにも心は綺麗だったのです。

何も手を出してこない上級生達

不思議と上級生たちは私たちに何もしてきませんでした。
上級生たちがサッカーを楽しむ横で、水浴びを楽しむ私とMくん。

いつサッカーボールが飛んでくるか分からない恐怖もありましたが、そこまで意地悪な人たちではないでしょう。
というより、もし何かされたとしても私とMくんの場合、“どんな手を使ってでもやり返す”という方法を取っていたでしょう。

もしかするとそれを警戒していたのかもしれません。私はともかく、Mくんは本当にぶっ飛んでいた人でしたから。とても良い意味で。

ピッカピカの泥だんご

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引用:http://www.take-hirasa.com/blog/article.php?id=5

水浴びにもすっかり飽きた私たちは、砂場で泥だんごを作ることにしました。

知っていますか。
泥だんごも、“極めれば光る”んですよ。

私たちもこれを作ることにしたのです。
ピッカピカの泥だんごを。

参考記事:【もはや宝石】光るどろだんごまとめ – NAVER まとめ

泥だんごの量産

そうして、1時間ほどはたった一つの泥だんごを磨き続けたでしょうか。
しかし、少し光り輝いてきたところで、思わぬ展開が。

飽きた。

まさか、この展開は予想していませんでした。
ピッカピカの泥だんごを作る、という目的があまりに遠すぎて諦めてしまったのです。

結果、泥だんごを量産するだけの遊びに変更となったのです。

商売繁盛

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約10個、いえ、20個は作ったでしょうか。泥だんご。
砂場の周りに丸い泥だんごが何個も何個も。その光景は異様だったでしょう。

そのことに気づいた上級生たちが、初めて私たちにコンタクトを取ってきたのです。

「なぁ、その泥だんごくれよ」

「「嫌だ」」

私たちは即答でした。
せっかく作った泥だんご。いくら上級生とはいえタダでやるわけにはいきません。

「1円で1個売ってよ。ほら」

「「いいよ」」

私たちは即答でした。
泥だんごを一つあげれば1円もらえる。それだけで私たちは十分でした。
お金をもらえるということが泥だんごを作るモチベーションに繋がったのです。

泥だんごを使ったストレス発散

上級生の一人は、そのもらった泥だんごを公園のトイレの壁に思い切り投げたのです。

スッパァーン!

泥だんごがトイレの白い壁に当たり、心地よい音が当たりに響き渡りました。
そこへいた誰もが「やばい!気持ちよさそう!」と感じたことでしょう。

泥だんごを、トイレの壁へ、思い切り、投げる。

単純だけど、面白い。ストレス発散。文字通り、自分の力を思う存分ぶつけられる。
この面白さにすっかりとハマった上級生たちは、次々に私たちの作った泥だんごを買って行きました。

それからというもの、上級生たちに泥だんごを作り続けました。
しかし、あまり柔らかすぎると投げる時につぶれてしまうし、あまりに硬いと壁にぶつかった時に派手に飛び散らなくなる
その力加減が難しかったですね。とはいえ、作り続けるうちにスピードがだんだん上がっていくのがわかりました。

作りが甘い泥だんごに関してはお金をもらいませんでした。プライドです。
今思えばあの時の私たちは「泥だんご量産の職人」だったのでしょう。「納得のいったものしか売らない」。そういった気概がありました。

まとめ

結局、その日は全部で14個の泥だんごが売れました
お金に換算すると14円です。

作っていた時間はおそらく1時間、もしくは1時間30分ほどでしょう。
しかし、かなり集中していたためあっという間の時間にさえ感じました。

その帰り、売り上げの14円を使い、近くのコンビニでうまい棒を1本購入
仲良く半分に分け、食べながら帰りましたとさ。

今思えば、これがビジネスそのものだったのではないかと感じるのです。
相手が望んでいるもの、欲しいものを提供し、その代わりにお金をもらう。お金をもらえるから技術を磨く。効率的に動こうとする。

その結果、お互いプラスを得る。
本来、仕事ってお互いが幸せになるものなんですよね。きっと。

あの時はすぐに飽きてやめてしまいましたが、仮に、あの時から泥だんごを作り続け、あらゆる人にそれを売り続けていたとしたら。

おそらく私は、世界初の泥だんご会社を設立していたことでしょう。……いえ、この広い世界です。もしかしたらすでにあるかもしれません。泥だんご会社。

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この記事を書いた人

あめよふれ

あめのはっていいます。どうぞよろしく。

「”とり”あえずやっ”てみ”る。略して、とりてみ」がモットーの24歳。ノマドチャリダー。自転車で日本一周してます。アニメ聖地・心霊スポット・世界遺産巡り。趣味はアニメ鑑賞・ベース演奏・旅行・カメラなど。