小学校3年生のときの恐怖体験。塾の帰り道に赤い女に遭遇した話

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これは実際にあった怖い話です。

幽霊とかお化けとかの類ではなく、純粋に「変な人」のお話。

説明できないところが多々あるので、もしかしたら「あっち系」なのかもしれませんが。

宮島くんの塾に通っていました

僕は小学校3年生の頃、に通っていました。

同級生だった「宮島くん」のお家が塾だったのです。

週に1度、2時間ほど勉強をしに行っていました。

自宅から塾までは自転車で10分ほど。そこまで遠くはない距離です。

家でご飯を食べて、塾に向かい、夜7時頃から授業が始まります。

2時間ばかり勉強して、夜9時頃に終了。それから自転車で帰宅、という流れでした。

塾の帰り道に遭遇した恐怖体験

恐怖体験は自転車で塾から家に帰っている途中に起きました。

塾と家のちょうど中間あたりには公園があります。

2mほどのすべり台、4つのイスが付いているブランコ、公衆便所、そして砂場。

広さはおよそ20平方メートルといったところでしょうか。

オーソドックスな造りの公園です。

公園の前は40〜50mほどの緩やかな下り坂となっていて、ペダルを漕がずとも自転車は前に進んでいくんですよね。

「ペダルを漕がなくて楽」ということで、その公園の前の坂は僕のお気に入りスポットでした。

そうしてこの日もいつも通り自転車で帰宅し始めていました。

赤いワンピースの女性

公園の前の坂に差し掛かると、前方30mほど先に女性の姿が見えました。

真っ赤なハイヒールと、真っ赤なワンピース、そして黒くて綺麗な長い髪。

今であれば『うわぁ、ド派手だなぁ……』と少し引いてしまいますが……。

でも当時の僕は、

『うわっ。めっちゃ美人の予感しますやん』

と思ってしまったわけです。マセガキでした。

可愛い人の前を通るときは「俺、かなり自転車慣れちゃってるZE☆」と、カッコよく乗りこなしてる風に見せるのがマイブームでした。

当然この時もカッコ付けてその女性の横を颯爽に駆け抜ける予定でした。

無駄に蛇行運転をして体を慣らし、「女性の横を過ぎるその瞬間」の一瞬に全てを懸けていました。

『なんて素晴らしい後ろ姿なんだろう……!きっと顔も美人に違いない!』

そう確信していた僕は、自転車で通り過ぎた瞬間に振り返り、女性の顔を確認することにしました。

20m……、10m……。

だんだんと女性との距離が近づいてきます。

その間も「コツコツ……」と足音を鳴らしながら坂を下り歩く女性。

5m……、3m……。

近づけば近づくほど漂う「美人オーラ」。

『これは美人確定ですわ。あざっす』

そして訪れるその瞬間。

自分の中で「自転車に乗っている時一番カッコいい姿勢」を取りつつ、真っ直ぐ前を見据え、颯爽に女性の横を通り過ぎる。

風をより感じて頂くため、女性のすぐ脇を通る形で過ぎ去る。

『さぁ、その美貌を見せてもらおうか……!』

女性の横を2mほど通り過ぎて、いよいよその美貌を拝める時がやってきました。

自転車に乗りながら、勢いよく後ろを振り返る。

そこにあったのは顔。

視界を塞ぐように現れた顔。

顔、顔、顔。

僕の顔のすぐ目の前に顔がありました。

僕はママチャリに乗っていたのですが、後ろの荷台、まるでそこに人が乗っているかのような近さでした。

おそらくその女性、というよりその女性しかその場にいないわけですが、どう考えても自転車に追いつけるはずがありません。

こっちは自転車、あっちは徒歩。2mほど過ぎたあたりで振り返ったので、今こうしてこの位置に顔があることはありえない。

でもこうして顔がすぐ目の前にある。

あまりの理解不能な出来事に叫び声をあげる暇もありませんでした。

瞬時に顔を前に向け直し、全力で自転車を漕ぎ続けました。

怖くて家に帰るまで一度も後ろを振り返ることはできませんでした。

しかも不思議なことに、その女性の顔が全く思い出せないのです。

美人だったか、そうではなかったのか、もしかしたら顔のパーツがなかったのか……。

あれが「のっぺらぼう」というオバケだったのでしょうか……。

後日談

それから2ヶ月ほどは公園の横を避けて帰るようになりました。

3ヶ月経てばそんなこともすっかり忘れ、いつもと変わらぬ日々を過ごしていましたとさ。

最近になってふと思い出したので記事にしてみました。

僕が体験する理解不能なことに「赤」が多いのはこのことも関係しているのでしょうか。

「ひとりかくれんぼで現れた女」も赤い服でしたし、この「のっぺらぼう女」も赤いワンピース、雨の日によく見る夢で出てくる「傘をさした女」も赤い傘をさしています。

赤、好きなんですけどねぇ。

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